組織文化

まずは「入れ物」から変えてみる

こんにちは。 ちょっと事情があってブログのアップデートが数日遅れました。 カバンが小さくなって持ち物を見直し たまたま最近、タイミングがあって仕事用に使っているカバンを変えました。まあ、年相応というか、少し落ち着き目のものに変えたわけです。 …

「現場力」を使った「個別最適」は日本の組織の得意技

こんにちは。 今日もちょっとテクノロジー(?)の話題です。 日本の組織とRPAの相性 二週前に本稿でコメントしたRPA(Robotics Process Automation)を主題にしたセミナーに行ってきました。 RPAとは、非常にシンプルに言うと今のホワイトカラーの業務大体さ…

「おい、軽く一杯」とSNS 〜時代の要請で変わっていくべきもの〜

こんにちは 自分が働き始めた20年前と比べて、変わったな、と思うのが部門内の飲み会の頻度です。 今日は飲み会の今昔について思うところを記してみました。 20年前の育成プロセス 20年前を振り返ってみると。 「おい、行くぞ」 という声とともに、21時とか2…

心的外傷後成長( PTG )〜修羅場体験?

こんにちは。 今週はIBMから有給休暇を取得して場所を移動し、仕事に関連して諸々勉強したり計画したりする時間に当てています。 PTG(Post Traumatic Growth) 今後の出版の作業をする中で僕にとっては新しい言葉を学びました。 PTG(Post Traumatic Growth…

「怒る」はビジネス用語か? 〜親子関係からプロ同士の関係へ〜

こんにちは。 部下に「怒る」ことはありますか? 以前、リーダーシップの講演をしたあと、懇親会にも呼んで頂いたことがありました。 その中で受講いただいた複数の方々から質問をいただきました。 講演のQ&Aのなかで僕が 「メンバーを怒ることは絶対にする…

太古の人類にiPhoneの良さを伝える方法

こんにちは。 もし仮に、原始人の方々にiPhoneの使い方をお伝えするにはどうしたらいいのだろうか?と考えてみました。 なんでそんなつまらないことをしたのかというと、他意はなく、ちょっとした妄想ゲームです。 結論は、やっぱり電話やインターネットがた…

IBM在宅勤務関連報道に公式見解? 〜本来の目的は従業員エンゲージメントの向上〜

こんにちは。 職住近接型在宅勤務 日本国内の一連の"IBM在宅勤務廃止"報道に対して、日本IBMの広報から裏を取ったというニュースが流れてきました。 cloud.watch.impress.co.jp 内容を見ると、偶然ですが先日の僕の「個人の見解」コメントと同じ内容でした。…

この国の「在宅勤務」と、かの国の"Remote Work"はちょっと違う

こんにちは。 Wall Street Journalの記事 先日Wall Street Journalに添付のような記事が発表されました。在宅勤務に関する米国IBMの判断の衝撃を伝える内容です。 僕自身は会食の席での話題で友人から教えてもらいました。 jp.wsj.com なんか、ブログのアク…

一世代前の謎に近づく 〜誰かの一世代前としての自覚〜

『原点 THE ORIGIN』という本 安彦良和・斉藤光政 著『原点 THE ORIGIN』です。幾つか手に取ってみようと思った理由がありました。 最初目を引いたのは、やはり表紙の絵。(ちなみに反対側の表紙はシャア。)これだけでも団塊ジュニアである我々の世代には惹…

Cognitive時代の人間の価値とは 〜DHBR最新号より〜

こんにちは。 知性を問う! 最近はなんか自分の書籍も含めて、本稿は書評が中心になってしまっていますが今回も読後感になりました。ただ「ホワイトカラーの生産性向上」という意味で共通点がある書籍しか選んでおりませんのでご安心ください。 さて、「ホワ…

ブランドにあぐらをかいてはいけない。

こんにちは。 ブランドのおかげで仕事ができている 仕事をする中で、自分個人の実力値以上に会社のブランドによって助けられているな、と思うことは多くあります。 インターブランドの評価によると、IBMは相変わらずグローバルトップ10に入っています。そう…

働き方改革の数値目標を見て思う 〜「本質的議論」とかいうもの〜

こんにちは。 本質的でない「本質的な議論」 先日、働き方改革のながれで、残業上限月60時間という記事が日経新聞に載っていました。 こういう分かりやすい目標が設定されると、ありがちなこととして「何故60時間なのか」とか「数値目標ありきで本質的議論が…

「普通の国家」宣言した米国 〜米国企業で働く者の視点で思ったこと〜

こんにちは。 普通の国宣言 金曜日にアメリカ合衆国の大統領が代わりました。 日本では土曜日の午前2時ころだったと思いますが、起きていたので新大統領の就任演説を見てました。 その時間帯は、平日の昼間であるはずのアメリカ人向けにメールを送っても全然…

男女混成チームがハイパフォーマンス 〜特許も五輪競泳代表も〜

こんにちは。 先日あるレポートの説明を受ける機会がありました。 男女混合チームの特許はレベルが高い!? 以下のリンクにある、日本政策投資銀行の餅友佳里さんが作られた「女性の活躍は企業パフォーマンスを向上させる~特許からみたダイバーシティの経済…

目的不合理なルール 〜典型的な日本の大企業〜

こんにちは。 「大企業病」に関する印象的なブログ しばらく前に以下のようなブログが回ってきました。非常に興味深い内容でしたので一気に読んでしまいました。皆さんもお時間があれば是非どうぞ。 tsukuruiroiro.hatenablog.comこのブログのポイントは、 …

ご意見ください! 〜「人材の流動化」「新卒一括採用廃止」「副業禁止の禁止」〜

こんにちは。 最近、いろいろな人たちと議論していて、本稿のテーマである「ホワイトカラーの仕事の効率化」の実現にむけ解決すべき具体的なテーマが、幾つか具体的になってきたな、と思い始めました。 とはいえ、一人で考えていても発展は無いので、ぜひ本…

『プロダクトアウト』 〜最近はポジティブ文脈〜

こんにちは。 最近、立て続けに「プロダクトアウト」という使い古された言葉について議論する機会がありました。 『ソリューション型』はもう旧い? 20世紀末から今世紀の最初の頃まで「プロダクトアウト」というと、ネガティブコノテーションで語られた時期…

Nice to e-meet you 〜今どき?の英語表現〜

こんにちは 英語がとても得意です、というわけではありませんが、最近は仕事柄色んな国の人々と英語でやり取りをします。 その中で、新鮮だな、今時だな、と思った英語表現がありました。 Nice to e-meet you あるベトナムの方とのやり取りで先方から投げら…

「我が社には会議はありません」「フランス人は肩こらない」〜(またまた)異文化間の認識相違〜

こんにちは。 異文化との接点 最近、アメリカやインド、香港、シンガポールなど色んな国の人たちとメールや電話で毎日のようにやり取りする事が増えています。 もともと異文化間での仕事は発見が多く、また(個人的に)トラブルも多いので学ぶ事は本当に多い…

粒あんよりこしあんが良いに決まっている 〜認識力の限界〜

こんにちは。 こしあんは、粒あんより優れている 実は僕は以前の世の中に「こしあん」より「粒あん」が好きな人など一人もいない、と思っていました。 自分がこしあん派だということが発端です。あんぱんも、大福も。もちろんぜんざいよりはお汁粉派です。 …

CES, Pepper, Watson 〜ひさびさのIBM。変わったこと、変わらないこと〜

こんにちは。 前回のブログにも書きましたが、今年からIBMにもどりました。 あっという間に最初の1週間が過ぎましたが、幾つか気がついた事がありましたのでメモをしておきます。 変わったこと 27ヶ月間のブランクがあったので、変わった事も多くありました…

結果平等と機会平等 〜休暇取得にまつわる配慮から派生して〜

こんにちは 休暇を取っていたので前回の投稿が一昨日になり、間が空いていませんが今週末もアップします。 「申し訳ありません」休暇を「頂き」ます ちょうど、休暇をとっている時にFacebookのタイムラインに以下のような記事が流れてきました。 ビジネスマ…

類は友を呼ぶ 〜仕事の幅を広げるための一つの見方〜

こんにちは。 人との相性を左右する要素とは? 次のクイズに答えてみてください。 「仕事上の人間関係において相性を最も左右する要素はなんだと思いますか?次の中からひとつ選んでみてください」 ①知性 ②魅力(外見的な美しさ、個人的なカリスマ性も含め)…

結局女性が働きやすい会社は性別問わず働きやすい 〜女性活躍推進ハンドブックを読んで〜 

こんにちは。 友人の清水レナさんが書籍を出版されました。 輝く会社のための女性活躍推進ハンドブック タイトルにもなっている「女性」だけに向けたものではなく、企業の経営者や管理職、人事部門を始め、だれにでも役に立つ視点や情報がちりばめられている…

「重度自閉症」の著者による「飛び跳ねる思考」をよみました 〜世の中の認識の仕方はそれぞれです〜

こんにちは 今回も読後感になるのですが、最近の僕自身の興味の対象である「人の、認識のしかた」について関連する本を読んだので考えたことを整理してみたいと思います。 読んだ本はこれ。 飛び跳ねる思考 高校時代の同級生がSNSにアップしていたので、興味…

『アンダーグラウンド』を読みました 〜「複数証言」がしめすこと〜

こんにちは 遅れ馳せながら村上春樹のアンダーグラウンドを読みました。 ご存知の方も多いとは思いますが、20年前の地下鉄サリン事件を題材に被害にあった60人以上の人々に作家が直接インタビューして取りまとめた文庫本で総ページ800に及ぶ力作です。 出版…

こんな名前で呼ばれています 〜ゆとり、ポスト震災、ミレニアル〜

こんにちは 所属会社の調査で面白いものがありましたので、紹介します。 ミレニアル世代 2000年代に成人になった人たちを称してMillennial(ミレニアル世代)と呼びます。 デジタルネイティブ世代とも重複しますし、日本ではゆとり世代、ポスト震災世代(僕の…

女性の上司(部下)を持ったときのコツとは? 〜すみません、分けて考えていません〜

こんにちは。 ご期待に沿えず申し訳ない 実は、講演等で質問をうけ率直にお答えするといつもがっかりされてしまうことの一つに「女性の活躍推進」にかかわることがあります。 「何か、工夫やコツはありませんか?」 という質問に対して、 「残念ながら、何も…

確実に国力のバランスが変わっている  〜”Check in today?”から始まった環境変化の自覚〜

こんにちは。アジアインフラ投資銀行のニュースが今ホットですが、そんなニュースを見ながら自分の生活にもその余波のようなものを感じたので感想めいたことを書いてみようかと思います。 4年ぶりの沖縄 実は、たまっていた航空マイレージが大量に期限を迎え…

国の希望である若者は、国に希望をもてない!? 〜内閣府:我が国と諸外国の若者の意識に関する調査報告書から〜

こんにちは 先日会社の同僚がこんな調査がある、とリンクを送ってくれました。 平成25年度我が国と諸外国の若者の意識に関する調査報告書(PDF版) - 内閣府 この結果を見て、ちょっと驚きました。 「この国は絶望の国か」 わざわざ狙ってやっているのではな…