結局女性が働きやすい会社は性別問わず働きやすい 〜女性活躍推進ハンドブックを読んで〜 

こんにちは。

友人の清水レナさんが書籍を出版されました。

輝く会社のための女性活躍推進ハンドブック

タイトルにもなっている「女性」だけに向けたものではなく、企業の経営者や管理職、人事部門を始め、だれにでも役に立つ視点や情報がちりばめられているので是非手に取ってみてください。

輝く会社のための 女性活躍推進ハンドブック

輝く会社のための 女性活躍推進ハンドブック

 

出版後にも著者の清水さんともお会いしてお話を聞いたのですが、多面的な情報が重要な書籍ですので、調査には相当な時間や労力をつぎ込まれたようです。それだけに迫力は伝わってきます。

女性活躍推進でみんなが良くなる

本ブログのテーマとも近い「第5章 『女性活躍推進』に向けた人材マネジメント」には自然と目がいきました。

この章を読んでいる途中にふと思ったこと。それが「これって、突き詰めると男女問わず働きやすい会社を実現することなのではないか」ということです。

量より質を追求する、とか、個人や多様性を考慮する、とか。さらには男性にも家事労働に時間を割きやすくする、とか。

今、この国で企業を経営している人、管理職の役割を担っている人すべてに関係していると思います。自分には無関係だと思った人は(いないと思うけど)考え方を改めるべきでしょうし、自分たちは十分にやっていると思った人は(いないと思うけど)改めて考えてみるべきでしょう。

ある会社で、遅ればせながら在宅勤務の奨励を検討したところ、ある取締役が「顔を合わせないで仕事をするなんて想像がつかない」と主張してお流れになったという話を聞いたことがあります。20世紀の話ではなく、ごく最近の話だそうです。

この取締役さんには子供を看病しながら自宅で仕事をするという経験が無いのかもしれません。だとすれば仕方が無いのかもしれませんが、経営に責任を持つ上で経験がある範囲でしか正しい判断ができないというのであれば、この会社の他の件もその方の経験の範囲でとどまっている可能性が高いですね。残念なことです。

とはいえ、まだ日本の職場ではこの手の話は枚挙に遑がないはずですし、このように時代に逆行している人が悪人というわけではありません。

いかに当事者意識を持てるか、がカギ

社会を変えるためには清水さんのような方を始めとして多くの人の努力が欠かせません。僕も含め如何に多くの人が当事者意識を持ち得るか、問われているのだと思います。

皆さんはどう思いますか?

【ご参考】過去記事

eitarokono.hatenablog.com