『小休止のすすめ」 運を呼び込む「人生の休み方」の極意 ヒロミ・藤田晋

こんにちは。

「小休止」のすすめを読みました

先日発売になったばかりのこちらの書籍を読みました。

小休止のすすめ (SB新書)

小休止のすすめ (SB新書)

 

 なんかタイトルが気になったのと、二人の著者に興味が湧いたから手に取りました。

当初はタイトルから連想して、本来は昼夜を問わず働いて、フルスピードで突っ走っている人が手に取るためのものなのかな、という感じは持ちました。

じゃあ、自分はキャリアの中で今まで何度もあったように、寝る間を惜しんで全打席フルスイング、全力疾走、脇目も振らず、かというと実は今この瞬間はそうでもないように思う(しばらく徹夜とかしてない・・・)ため、今さら小休止でもないや、と感じた側面がありつつ・・・

とはいえ一方で、

今、自分自身が小休止しているかというと、そういうわけでもないため実際何か行動を起こす(休んでみる?)必要があるのかなあ、という自分ごととしての検討もできるのではないか、という考えも沸きました。

実際頭の中は常にフル回転してますしね。それなりに心身ともに負荷のかかることもありますし。

お茶の間からの視点にとっては一時期テレビから距離を置いていらしたように見える著者のヒロミさんが、どういう考えで、その「小休止」の時期を過ごしておられたのか、それを参考にできるのではないかと思ったわけです。

読後感としては。。。

上記の二つの視点どちらからも、今の僕にとって大いに参考になりました。

周りに惑わされず、自分のペースで

本の構成としては、「プライド」「嫉妬」「変化」「浮上」と言ったワンテーマに対して、お二方が別々に小文を寄せている、という形式です。

もともと、お二人はかつて「生き急いでいた」印象があるのですが、事実ご本人たちも特に若い時期にかなり突っ走っていたことを認めています。(まあ、そりゃああれだけの実績を残すんだから、そうですよね)

そんな中で、冷静に自分の目標と現状を見比べ、「休む」ことを意図的に実行しているように思います。

ヒロミさんはまとめて10年くらい、藤田さんは現在進行形の経営と息抜きを細切れに挟みながら、という感じで。

もちろん、「休む」と言っても仙人のようになって引きこもるわけではなく、無理のない範囲で自分の「次」につながること、乃至は心身の疲れを癒すことを能動的に実行しています。

共通しているのは、自暴自棄になったり焦ったり、誰か(何か)からのプレッシャーを受けたりしていないところ。

無理せず無理なく小休止を挟みながら、必要な時を見極め思いっきり前に進む。そんな達人の知恵がたくさん詰まった書籍です。

是非手にとってみてください。

まあ、こういうことができるものも、著者のお二人のように一時期「生き急いだ」経験があり、そこから得た知恵やネットワークがあってこそだと思うのですがね。

つまり過去一度も生き急いだ経験もなく、何もやっていない(無理したり、頑張ったりしていない)場合は、小休止ではなく単なるサボりになっちゃう危険もあるので、気をつけないといけないなあ、と思った次第です。

 さて、自分はどうするか。諸々考えるためのヒントにさせていただきます。

皆さんは、どういう感想を持つでしょうか。

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