コンフォートゾーンから出てみる

こんにちは。

名著の一説w

 先日出版した拙著の154ページに、「3年経ったらコンフォートゾーンと考える」という項があります。

本当は大切なのに誰も教えてくれないVUCA時代の仕事のキホン

本当は大切なのに誰も教えてくれないVUCA時代の仕事のキホン

 

3年同じ仕事をしてしまったら、ある程度流れでできるようになり、新しい刺激や発見が少なくなって、成長スピードが落ちます。

で、遅くなりすぎた結果、老害になったり、そこから出たらもうどうにもならない体になってしまったり。

だからちゃんと成長するためには、あえてコンフォートゾーンから出て、以下の写真の図にあるようにストレッチゾーンに身を置くことが重要です。

…と言うことを解いた項です。

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ただ、これは「言うは易し、行うは難し」の世界です。

まず、自分がコンフォートゾーンにいることに、なかなか気づけません。

同じことをやっていてもやっぱり忙しいし。日々問題は発生するし。 短期的には価値を出しているように見える、と言うか事実、かなり価値を出しているため、人に頼られたりすることも増えて、これがなかなか難しいのです。

 さらに、仮に自分がコンフォートゾーンにいるな、と気づいたとしても、現在の場所を捨てて外に一歩踏み出すのは、本当に難しいです。

いろんな人に褒められるし、次のポジションも見えてきたりして、打算的にも直近はそこにいるほうがどうやら実入りも良いのは確実。

一歩出てしまうと、過去培ったものは一旦リセットされ、多くの部分を新たに始めなければなりません。

勇気がいることですよね。

周りだって心配します。

ですから3年経ったら動き出すのではなく、始めから3年後を想定した動きを取っていることが望ましいでしょう。

ネットワークを広げるとか、学習を開始するとか、資格取得や仕組み構築を前もって少しづつでもやっていると、「その時」が来た時のハードルが下がるわけです。

この準備がないと、先ほどの図のストレッチゾーンを超えたパニックゾーンに行ってしまい、ひっちゃきになって動かないといけなくなります。

そうするとコンフォートゾーンとのギャップがあまりに激しくなり、文字通りパニックになってパフォーマンスを出すどころじゃなくなりますので、注意が必要です。

新しい世界の刺激

で、なんで今こんなことを思ったかと言うと、最近新しい環境に身を置くようになって、毎日が充実しています。(まあ、当たり前ですが)

新しいネットワークもどんどん広がる中、SNSのタイムラインに流れてくる情報の内容がだいぶ変わってきたなあ、と感じる瞬間が増えています。

年齢問わず尊敬できる人との出会いも多々ありました。

新しい情報が加わると言うことは、視野が広がり、視点も高まる可能性が増える、ということだと思います。

新しい発見も増えて、刺激も増えています。(ちなみに、上がったとか増えたとか広がったとかばかりですが、ネットワークの平均年齢はかなり下がった!)

具体的には、タイムラインに流れてくる情報は今まではおじさんネタとか、社会問題、人事系の話題が中心でした。

それもいまだに流れてきますが、機械学習とかスタートアップ、ベンチャーキャピタルなどのネタ今まで以上に流れてくるようになったな、と言う印象です。

(まあ、これも当たり前ですが)

この歳にして、こんな”血湧き肉躍る”系の感覚を持てるのは幸せなことです。今回のは、何十年か忘れてた感覚なので、どうなるか楽しみです。 (すぐ慣れちゃうのかなぁ)

ただ、すごく楽しくて充実しているとはいえ、ラクしているかと言うとそういう訳ではありません。

やっぱり、新しいことをやるには時間はかけなければいけないし、その意味では睡眠不足になり体力も必要。今回は独立であることもあり気苦労も絶えません。

なのではしゃぎたい気持ちを抑え、調子に乗りすぎず、無理しながらも、しすぎたりはせず、やりくりはしています。

何しろ体だけは古くなっているのでそっちが一番メンテナンス必要ですね。

と言うことで、責任は取れないものの、コンフォートゾーンから出ることは全ての皆様におすすめします。

皆さんはどうお感じになりますか?