性格によっては、まずはやってみることが重要だったりする

こんにちは。

ふとしたことから、10年以上まえの職場でのある出来事を思い出しました。

僕がまだ、いわゆる「現場の元気な若手」だったころのことです。

とある作業依頼の会話

メンバーの方(仮にAさん)に「XXをやっておいて頂けませんか?」と作業依頼した時のこと。

 

Aさん「それをやるには、増員が必要です」

僕「え?そんな感覚はありませんが」

Aさん「いま、いろいろやることがあるし、対応は不可能です」

僕「Aさんがやるとしたら、どれくらいかかりそうですか?」

Aさん「かなりかかります」

僕「あの、かなり、ってどれくらいでしょうか?時間とか人日で答えて頂けるとたすかります」

Aさん「今すぐ、そんなこと言われても困ります」

僕「見積もりは作業計画の基本です。一旦増員すべきかの判断のためにもラフでいいのでタスクを整理して、作業時間を見積もってもらえますか?」

Aさん「わかりました。明日までに見積もります」

 

なんとなく、イヤな予感がしますよね。

なのでこのときは、すぐに自分でやりました。作業は1時間程度で終わりました。

 

翌日Aさんから上がってきた作業見積はエクセルにシンプルな表で纏められたものでしたが、14人日(14営業日=約3週間分)の作業見積もりでした。これが本当なら増員が必要ですよね。

 

僕「おそらく、こうなるだろうと思って昨日のうちにやっておきました。ちなみに1時間で作業を終えられました」

Aさん「...」

人は外部刺激に対して過剰に反応しがち

これ、本当にあった話です。

つい、人は外部から与えられた刺激に対して過剰に反応しがちではないでしょうか。

その人の性格によりますが、物事を大きくとらえがちな人は特に、考えるより生むが易し、というケースが多いです。

僕もどちらかというともともとは、物事を大げさにとらえる方でした。

ですので作業も多めに見積もったり、着手する前は必要以上に負担に感じる傾向がありました。

ただ、いろいろ経験するにつれ、世の中の大抵のことというのは、やってみると極端な話、想定していた時間や労力の10分の1ですんでしまうことの方が多いことが分かってきました。

以来、つとめて楽観的に物事を見るように行動を変えるよう努力しています。

そして、そうすることによって、いままで避けていたことも特に逡巡せずとりくむこともできるようになりました。

「まずはやってみる」て最もシンプルでイージーな解決策だったりします。

もし今、なんか迷っていることや、積み残していることがあったら、 やってみてはいかがでしょうか?

皆さんはどう思われますか?

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