こんにちは
関東の小学校では特に運動会のシーズンですね。
アツい戦い(?)
週末は大変天気も良く、僕も保護者として観覧してきました。
熱戦が繰り広げられ、中には負けて悔しくて涙を流す少年少女たちがいて、そんな姿に心から応援したくなります。
どの保護者の方も同じなのかもしれませんが、観戦している間にタイムトリップして自分の小学生時代を思い浮かべるのが僕の常です。
僕の場合はくっきりと2つのシーンが思い浮かびます。どちらも運動会競技そのものとは違いますが…
1つは、小6の時に運動会の翌日にぶっ倒れたこと。
もう1つは小2の時に、一学年上の4人にボコボコにされたこと。
常にトップギアの若者
小6の時のことは、こんな感じです。
小学校生活最後の運動会は最初から最後まで全力投入で頑張ったのでしょう。小学生だから翌日に響くから抑えめに、なんて考えません。
当時は平日に開催され、翌日は普通に授業があったはず。
黒板を見ていたら視野が暗くなって、頭がボーッとしてきて、気分が悪くなり、手を挙げて許可を取って保健室に行きました。
途中すれ違った先生に「おい、顔真っ青やぞ!大丈夫か?」と声をかけられたのを記憶してます。
結局、若いから、少し休めば回復したんでしょうね。それ以後は特別な記憶もないのでそれだけで終わったんだと思います。
社会人だったら、「ぶっ倒れるまで打ち込んだら、周りに迷惑かかるだろう。そういうのはプロって言わない」などと言われそうですね。ってか今の僕なら言ってると思います。
とは言え、ぶっ倒れるまで打ち込めること、持ってられるのはホント羨ましいし、素晴らしいことだなとも思ったりします。
で、意外にそういう面を今も備えている自分に気付くこともあります。
いつも基本は少数派
もう1つの小2のときのことは、こんな感じです。
秋の運動会は小学校主催のと地域主催のと二種類あったのですが恐らく後者だったと思います。なぜなら記憶の中に学校の先生が全然登場しないから。
シーンは運動会が行われてるトラックの少し離れたところ。観戦してる僕に上級生が「なあなあ、ちょっと来て」と手招きします。
当時の顔も記憶してるし、4人とも漢字で名前が書けます(笑)
呼んでもらって嬉しかったので「なになに?」とついていきました。
案内されたのは砂場。
「もしや」と思って砂場の真ん中あたりに目を移すと、どうやら大きな落とし穴が掘ってあって段ボールでフタがしてありました。その上に砂で目隠しがしてある様子が見て取れたのです。
当然、こちらはその穴を回避する行動に出ます。が、その気配を察知した4人は僕を取り囲んで組み伏せ、穴に無理やり押し込もうとしました。(この時点で「落とし穴計画」は企画倒れなのですが…)
さすがに不意打ちの四対一は、勝てません。砂を頭から被せられるので目や口、鼻に至るまで砂が入ってきて…
この時点でアドレナリン出まくりです。というか、今でも思い出すと脈拍が上がってきます。
当時の僕は一旦その場からの離脱を試みました。走って逃げました。
そして、親がいる見物席に戻ろうとはしてみたものの「勝つまで帰ってくるな」って言われそうだし…
何よりもだんだんカーッとアタマに血が上ってきました。そして、怒りのあまり完全にキレました。
口の中の砂や、服の中に入った砂を落とした後、回れ右。まだ砂場にたむろしているその4人に向かって全力疾走し、飛び蹴りから入りました。
その時点で1人は傍観者化しましたが、逆に不意をつかれた体の残りの3人とぐっちゃぐちゃの大げんかになりました。
猫とか犬がもみくちゃになりCats and Dogs 状態になってる感じでした。
当時はあんまり殴るって手段は取らなかった気がします。服引っ張ったり髪の毛引っ張ったり引っ掻いたり蹴ったり噛み付いたり。
計画的に喧嘩するというよりは、使える体のパーツは全部使って暴れる、って感じです。
しばらくしたら、周にいた大人たちが見かねてこの猛犬状態になった僕を引き離します。
引き離されながら、その人たちに向かって「離せ、離せー!」って叫びながら犬みたいに上級生たちに吠えまくってたのを覚えてます。
「バーカ」とか言いながら遠ざかっていく、その4人に向かって
「逃げるなー!逃げるなー!」。。。
ここでやめたら負けたことになってしまうのが嫌だったんだと思います。
「大勢で一人をいじめたらあかんやろ」とその大人の人がその子たちに言ってました。
それを聞きながら、心のなかで「オレはいじめられてない!」と僕。いろいろ納得いかない。
「えらいぞ、上級生に立ち向かって」
なんて言ってくれたのがせめてもの救いかな。
もうちょっと続けていたら、どうなってたでしょうかね。
何故だか分かりませんが、自分の子どもの運動会に参加すると毎回これらのシーンが思い浮かびます。
自分がそういう少年だったからだとは思いますが、僕は一途に頑張る若者や、負けたら素直にくやしがる少年少女たちが好きです。
と同時に自分のそういうところ、年とともに失いたくないな、と思っています。
みなさんは、どうですか?