こんにちは。
4月10日に発売されたPHP研究所の月刊『THE 21』に取材いただいた記事が掲載されました。
「スピード時間術」というコーナーでメンバーとのコミュニケーションと、それを通じた育成をテーマにお話しさせていただきました。
日頃自分自身が課題に感じていて、解決するために工夫していることをお話ししたので、職場の日常のいろいろな場面に触れています。
タイトルにも使われた、仕事をメンバーに「任せる」ということについて、あらためて考える機会があったので、今回この場でご紹介します。
この取材では、「基本的にメンバーに仕事を任せる」という主張をしています。もちろん、フォローアップはするのですが、私自身が今までお世話になったリーダーから仕事を任せてもらえた事に喜びを見いだしてきましたし、その間が最も自分が成長を実感できたため、極力仕事は任せるスタンスをとり続けて、マイクロマネジメントを避ける努力をしています。
今まで接してきたメンバーの皆さんにも、そのようにお願いしてきて、結果的にプロとして成長してきてくれた人がほとんどでした。
これは、子育てにも通じます。
つい、口や手を出してしまいたいのは、子を思うが故の親として当たり前の心情。これをグッとこらえて、ぎりぎりまで手を貸さない、というのが子供が独り立ちする最短距離だと思っています。
それらの経験から確信にいたったのが、この「任せる」という主張です。
一方で、先日、今所属する会社で同僚にフィードバックを受ける機会がありました。
そのなかで、「丸投げとリーダーシップは違います」というコメントがありました。
「なるほどー」
ここからの私の最初の学びとしては、
① 一部の人から、「丸投げタイプ」と思われているようだ。
② 「まかせてほしい」と思う人ばかりではないのかもしれないな。
実際に、一緒に仕事をしたわけではない人からのコメントでもあったので、「私に丸投げしないでください」という意図ではないようです。
確かにその方は、メンバーに対して手取り足取り指導するタイプです。
ですので、今後に向けたアクションにつながる、教訓としては、
③ (新しく所属した組織でもあるし)まだ信頼関係が成立していないメンバーとの間には、任せる場合に、意図の説明が必要であるということ。
また、
④ マイクロマネジメントを良しとする考え方をとっている人についても、その人の動機も含めて、少し観察・考察してみよう。
というものです。
また、報告の機会をもてたらと思います。
ところで、皆さんは、この件、どうお感じになりますか?