原点の確認ならびに成長の実感 〜自分を作ってきた「過去の経験」と対峙する〜

こんにちは。

年末年始、そして年始の第一週目をすごし、何度か自分の過去をさかのぼる機会がありましたので、経験を通じてヒトが成長することについて考えてみました。

原点に立ち戻る多くのきっかけ

きっかけは、まず、実家に戻ったこと。そして年賀状シーズンであったこと。ソーシャルメディアでは同窓会ネタで盛り上がっていましたし、年明けにはお世話になった(お世話をした!?)もとボスが地元に帰るので送別会があったこと。その場で以前の職場の面々にあったこと。そして年末年始の機会に学生時代に読んだ小説を読み返す機会があったこと。などなど。

実家に戻ると当然ですが、18歳まで過ごした地域ですから自然と昔の事について思いが至ります。

実家を出たのが受験が終わった直後だった事もあり、30歳をすぎるころまでは、帰省するとその日の夜は必ず大学に落ちる夢を見ていました。ですが、結婚して子供も生まれるとそういう事も減り、今や築90年の母屋も建て替えられたため、全く過去を思い浮かべるものは無くなりました。それでもやはり両親や親類と話したり、風景や空気に触れると自分の原点を思い出し、やっぱり三つ子の魂百まで、というのは正しいのだなと実感します。いつか何かの形で恩返ししないと、と思うのです。(多分、ふるさと納税かな!)

過去の視点から今の自分を見る

本稿のテーマはノスタルジーではなく、ホワイトカラーの生産性向上ですので、少し仕事に近い部分について...

年賀状のやりとりは、それほど派手ではないにしても、毎年コツコツとやっています。

中には以前の職場の上司・先輩だった皆さんも何人か含まれていて、年賀状をきっかけに、お会いしよう、と思い至るわけです。ことしもそういう感覚を持ったので、年始のピークが終わった頃にいろいろ近況報告を兼ねてうごいてみよう、と思いました。

また、IBM時代の上司であったKerry Purcell氏がこのたびの人事異動で彼の故郷を管轄するIBMANZのトップに就任するということで送別会に参加し、かつての同僚たちとも再会しました。

一定期間を経てかつて同じ釜の飯を食ったメンバーと会うと、当時の自分の気分やおかれた状況がよみがえってきて、今の自分と比較して反省したり、成長を実感したりできるなあ、と改めて感じられるはずです。

そして、再会した相手がもと上司であればいろいろ相談に乗ってもらえるでしょうし、もと同僚やもと後輩であれば、頑張っているのに刺激を受けて自分の糧にできるでしょう。

場合によっては新しいビジネスの話が始まるかもしれません。

いずれにせよ、過去自分を作ってきたものは大切にし、ときどき立ち戻ってみる事は大変有意義な事です。

そのためには、関係を多くつくるだけではなく、それを維持する努力を怠らない事。そしてなによりも、関係に恥じない自分を作り、磨き続ける事ですね。

「もう、あいつらにあわせる顔が無い...」なんて悲しすぎますからね。

これって、もしかしたら日本人として日本の歴史や世界史を振り返る、というのも同じ効果があるかもしれませんよね。

みなさんは、どうお考えですか?