こんにちは
今日はちょっと変わった経験をしました。
午前中は教室で学ぶ機会を持ち、午後は学研パブリッシング社主催の「仕事の教科書」セミナーで講師として登壇したのです。
午前中と午後で丁度正反対の立場を経験したわけです。
いくつになってもインプットは大切
ある一定の経験を経て、キャリアステージが上がると、どうしてもアウトプットが多くなり、インプットする機会も気概も少なくなってきます。
しかし、よく言われるように人生一生勉強です。意図してインプットの機会を持たないと中身が空洞化してしまう、という危機感をいつも持っています。
それこそ「年甲斐も無く」学ぶ場に顔を出すと、職場と異なる立場、すなわち友人としての立場で若い人との接点を持てます。5年や10年自分より年若い仲間との交流から、学ぶこと本当に多いです。
そして、それは相手の若い人にとっても良い意味での刺激になっているはずです。以前のエントリー「仕事を選り好みしない」は真実か。...おそらく半分真実。
でも触れた「働く人のキャリアデザイン」(PHP研究所)にも書いてありましたが、一定のキャリアに到達すると次の世代に伝えることに喜びを見いだすようになりますが、文字通りその通りです。
また、得てしてそのような場に顔をだすと、同世代どころか、更に心の若い「先輩」との知己を得たりします。
実は教える方が一番学んでいる
更に言えば、教えることが最大の学び、とも言います。人に言葉で伝えるためには、自分ではそれ以上に理解していないと巧く伝えられません。
伝える準備をしていると、新たに知りたいことも増えてきます。まさに、教える振りをして自分が一番学んでいるのです。
今日は、午前と午後とで文字通り、立場が違いました。教壇に向かって座る側と、教壇を背にしてた立つ側。
必ずしも、研修やセミナーと言った形式的な「教わる場」「教える場」でなくても学ぶことはできます。
いわゆるOn-the-Job Trainngの場面でも、外形上「教わる」「教える」機会は多々あるのです。言い換えれば、そこを意識してしっかりこなすことで、「教わる」側のメンバーだけではなく、「教える」側に立っているように見えるリーダー側も大いに学ぶ機会を得ている訳ですよね。
多くのインプットの場と、アウトプットの場を造り出すことで常に成長し続けられるんだな、なんてことを考えることのできた一日でした。
みなさんは、そんな機会、持ってますか?