新刊カウントダウン!その①

こんにちは。

そろそろ新刊が出ます!

さて、そろそろ新刊が出ます。

タイトルがカウントダウンなのに①から始まるのはご愛嬌。5週くらいかけて盛り上げていければと思っています。

アマゾンのリストを見ると、以下のようなダミーが入っています。題名は(仮)です。おそらくだいぶ違うタイトルになるんじゃないかと思いますが、まずは書店に登録するために、こう言う形で入るのが恒例になっています。

紀伊国屋書店の端末でも、昨年から掲載されていました。詳しい理由はわかりませんが、ISBNはおそらく共通だと思うので、まずは空きスペースを予約するようなイメージなのですかね。→業界に詳しい人教えていただけましたら!

99%の人は気づいていない新しい仕事の基本「すぐできる」コツ(仮)

99%の人は気づいていない新しい仕事の基本「すぐできる」コツ(仮)

 

これによると発売日は3月2日。

さて、内容は以下のリンクのようにPHP研究所のTHE21で連載したものをもとに、書籍形式に大幅加筆を行います。

テーマは「VUCA時代を生き抜くための仕事の仕方」です。

shuchi.php.co.jp

現在最終の原稿の詰めに入っています。

全体は4章での構成で考えています。

そこで、第1章の冒頭文を無断で(誰かに断る必要もないと思うし)公開します。

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その仕事、目的に対して「合理的」ですか?

「はじめに」でお話ししたように、現代のビジネスパーソンは、「VUCAの時代」=明 確な答えがない環境に置かれています。
VUCAが仕事に与える影響の最たるものは、「ビジネスサイクルの短縮」でしょう。
かつてのように、長い時間をかけて優れた成果を出そうとしても、その間に「優れた成 果」の定義が変わることすらある時代になってしまいました。その結果、どの企業も短い 時間で優れた成果を出すために、「生産性を上げろ!」と一様に叫んでいます。
しかし、重要なのは、ここで求められている生産性向上の解釈です。「生産性」を、投入 した時間分の成果、と定義すると、その向上には、次の2種類の解釈ができます。
 
1.分子を増やす(時間を固定してより多くの成果を上げる)
例:一定の時間をかけて10の成果だったものを、12の成果に上げる
2.分母を減らす(成果を固定してより少ない時間で達成する)
例:一定の成果を出すのに10時間かかっていたものを、8時間で達成する
 
この2つの解釈は、結論は同じでも、我々の心理面に与える影響は大きく違います。 実は、1の考え方では、生産性の向上につながりにくいのです。 多くのビジネスパーソンは毎日必死に働いています。その状況にさらにムチ打つように、成果を何十%上げろ、と言っても、モチベーションは上がりません。結果的に残業や社員のストレスにつながるのがオチです。
一方、生産性が向上している職場やビジネスパーソンは、必ず2の考え方で働いていま す
同じ作業を終えるのに、どうすればより早く済ませられるか、を考えるわけです。シン
プルに考えて、このほうがよりモチベーションも湧くというものです。
幸いにも、それまでより短い時間で成果が達成できれば、余った時間をプラスアルファ
に回すことができます。 その結果、同じ時間でより高い成果を出すことも、自然と可能になります。 ですから、まず皆さんに知っていただきたいのは、「ある成果を今までよりも短い時間で達成する」ための工夫が、生産性の向上につながるという事実です。

目的に対して、合理的かどうかを考える

では、どうすれば、成果あたりの投入時間を減らせるでしょうか。 そのためには、一つひとつの仕事が目的に対して合理的かどうかを考えること。 そして、非合理的な仕事を極限まで排除することが大切です。
普段、当たり前のようにやっていることも、外部の目を通して見たり、冷静に考えてみ
たりすると、実際には非合理的なことをたくさんしているものです。
私は今までのキャリアのなかで、多くの会社・組織に所属してきました。また、仕事の
やり方も、お客様先に常駐することが多 かったので、多種多様な組織を見ています。
そのなかで見てきた「非合理な仕事」の例は、枚挙にいとまがありません。
たとえば、どこの部署にもあるのが、前 任者から引き継がれてきた必要性の低い仕 事。何の疑いもなく続けているが、今では もうやる意義がなかったり、最小限の労力 で済むようなことはたくさんあるものです。
第1章では、こうした非合理的な仕事をなくしていくための考え方を中心に、生産性を上げるための方法をお伝えしていきます。
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いかがでしょう?
VUCA時代にはVUCA時代にあった生産性の上げ方があります。それをいくつかのテーマで議論していければと思っています。
以降、3月2日に向けて、少しずつお知らせしていきたいと思います。
よろしくお願いします!
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