菊池病発病から1年経って 〜ネットで情報開示することの意義の一つを知る〜

こんにちは。

菊池病発病1周年

実はちょど1年前、菊池病という珍しい病気を発病しました。

その記録は添付の過去ブログに記録を残しています。

eitarokono.hatenablog.com

基本的に治療法はないものの必ず治る、と言われた病気ですが、今まで経験したことのない高熱で2週間寝込みました。

実はこの時いろんなことを考えたし、その後の行動や思考パターンにも影響があったため自分にとってはかなり象徴的なイベントでした。

例えば、

  • それまで自分はほとんど鉄人じゃないか、と勘違いしていましたが無理は効かないのだということが自覚されました。
  • ストレスは溜めすぎてはいけない、ということが頭ではわかっていましたが身にしみました。
  • 自分がいなくても仕事は進むのだ、ということがわかりました。
  • 体力づくりを真剣にやろう、と考え直しました。
  • もうこれ以上、無駄なことはやってる暇はないことが、わかりました。

みたいなことを考えました。

そしてあれから1年。

あの時、立てた目標として、腕立て伏せとスクワットを100回ずつやる、というものが一年間ほぼ維持できました。

正確にいうと病後の10月にはそれぞれ10回からはじめました。

それだけでも大変だった記憶があります。そして月に10回ずつ増やしていき100回まで増やしました。

少しずつ継続することの楽しさや意義を強く感じました。

ついでに言えば、病気をする前よりだいぶ若返った感じはしますし、水泳のタイムも上がってきたので、そういう意味では雨降って地固まる、と言ったところでしょうか。

「病気体験」の情報発信の意義を知る

で、ここからが本題ですが。

一年前に書いた冒頭のブログですが、自分の予想を超えて多くの人に読んでいただきました。

当初アクセス数は跳ね上がりましたが、今でもGoogle等の検索サイトからの流入も多いです。

また、定期的に書き込みやご連絡をいただきました。

どんな方から連絡をいただいたかというと、僕と同じようにこの菊池病で苦しんでいる方々からです。

再発率は4%ということですが、僕は幸い1年経って今のところ発病の気配はありません。

しかし中には何度も発病されている方や、何ヶ月もお子様が苦しんでおられて良い病院を探している方からも連絡いただきました。

ブログを書いた当時は、ずいぶん苦しんだので自分のための備忘録程度のつもりで残したものだったのですが、同じような病気にかかって苦しんだり不安に思ったりする方への情報提供という形で、自分が当初思いもしなかった貢献ができたのは新しい収穫でした。

本来であれば四半期の振り返りをアップするタイミングでしたが、少しばかり自分にとって特別なタイミングでしたので、こんなことを考えてみた次第です。

プライバシーの問題や、深刻度によっても考え方は色々あるかもしれませんが、病気などの経験談って公開してみるものかもしれませんよ。

困っている人に対して有益な情報役に立つんだな、って思ったので。

皆さんはどうお考えになりますか?

f:id:eitarokono:20180930215637j:image