こんにちは。
他人に期待しなければストレスは無い!?
以前「ストレスを感じないために、経験者がやっていること」という内容のタイトルでライフハック系の情報が目に入ったことがありました。
ほう。
メンタルのコツについて書籍を出している者としてはスルーできないタイトルです。
中を見たところ、分かりやすくワンメッセージで、
「他人に期待しないこと」
であると。
なるほど。
確かに、他人に対して色んなレベルで期待をするから「◯◯さんが、動いてくれない」とか、「××さんが、こんな余計なことをした」という、ありがちなストレスが発生するわけです。
実務の中でも大いに当てはまる節があります。
ですので、自分が希望したとおりに、周りに動いてもらおうとしないことはストレスを軽減することはできますよね。
「期待」こそ進歩の源泉
でも、待てよ。
「じゃあ、チームや会社を率いる立場の人は、チームメンバーや社員に期待しないのか。期待こそがビジョンであり、チーム目標じゃないのか。」
という考えがアタマに浮かんだのです。
期待しなければヒトやチームは成長しようとしないですもんね。
このあたり、どうなんでしょうね?
リーダーや社長というのはストレスがたまるもの、という諦観に似た考え方も一つありますね。
同時に、リーダーや社長というのはメンタルのマネジメントがうまいのだ、という考え方もあります。
過度に期待しすぎず、とはいえ期待する。というバランスをとるわけだ。
白か黒かのどちらかではなく、白でも黒でもないその間の適切なポイント、というのが世の中の現実ですからね。
自分に期待する。
じゃあ、あんたはどうマネージしているのか、と聞かれたら。。。
自分がストレスを感じるときを振り返ってみると、ヒトがぜんぜん動いてくれないなと思う時にももちろんストレスを感じますが、同じように自分が想定したパフォーマンスを出せてない時の方がストレスを感じていることに気がつきます。
ですので、常に反省し何か改善策を考えています。
考え方としては、ヒトが動いてくれないのは、自分のコミュニケーション(行動)に改善の余地がある(あった)からだという形の思考回路なんだと思います。
単純に他責にすると、うまくいってない原因とおもわれる誰かをターゲットにするわけだから、かなり腹が立ってきます。
「憤懣やる方無く」と言うようにストレスがたまって体に偏重を来す傾向があります。(気が弱いので、他人に当たる、ということができないので。。。)
大人になってしばらく時間が経っているので、自分のこのような傾向にも気がついてきていて、その対策としてヒトが動いてくれるようになるための改善策を立てています。
ストレスのエネルギーをより未来思考に変えられるんじゃないかって、自己催眠をかけているわけです。
表現をひとりよがりに変えると
「他人に期待せず、自分に期待するのです。」
みたいな(笑)
自分に期待したときのストレスは、他責にしてコントロールできなくなるのではなく、自分で修正するための原動力になります。
すなわち、こうありたいという状況と、現状とのギャップですのでそのまま成長のための糊しろになるわけです。
自分のパフォーマンスに対する期待であれば、是非するべきじゃないでしょうか。
皆さんはどう思われますか?