こんにちは。
始まりましたね、世界水泳。
もと競泳選手としては楽しみです。とはいえ早寝早起きの僕としてはハンガリーとの時差は若干中途半端です。朝のニュースを楽しみに。
個人メドレーの種目順をご存知ですか?
ところで、競泳選手にとっては当たり前の知識ですが、オリンピックや世界水泳でしか水泳に接点の無い人からすると「個人メドレー」の種目順を知らないのが普通なのではないでしょうか。
実は、
①バタフライ
②背泳ぎ
③平泳ぎ
④クロール
の順番です。
さらに難易度が高いのが、メドレーリレーの順番です。
これは正答率が相当低いと思われます。
①背泳ぎ
②平泳ぎ
③バタフライ
④クロール
が正解です。
メドレーリレーが何故個人メドレーの順番じゃないのかというと、背泳ぎのスタートの特殊性が一つの理由です。
背泳ぎは飛び込めないため、水中からスタートを切ります。
スピードを重視すると、個人メドレーの時は二番目以降入れるしかありませんが、メドレーリレーの時は前の泳者とぶつかるため、第二泳者以降にすることができないため止むなく第一泳者になるわけです。
意外だな、というのが感想なのではないでしょうか?
ルールって柔軟。目的に応じて変えていい
このルールを小学生時代に初めて知ったとき「えらい柔軟なルールだな」と思ったのを覚えています。
当時の僕の感覚として、いわゆるルールってものは、理由を付けて同じ順番にしそうなものだという前提があったのです。
以来「ルールってものは、目的に応じて変えればいいんだよな」と主張する時に思い浮かぶのがこのエピソードです。
これ、たとえ法律であっても、当てはまると思うのです。
変えなければいけない(変えた方が良い)理由があり、それが社会通念上問題ないものであれば、手続きさえ踏めば法律は変えられるべきものなのだと思います。
ただし、この手続きを踏むことが手間や、場合に寄っては勇気を必要とするのですが。
福澤諭吉も「学問のすすめ」の第六編の中で、同じようなことを言っています。
ましてや、会社のルールなどはさらに手続きも簡単ですよね。
なので、実態に合っていないルールが存在していて、不都合を生じているのであれば、「そういう決まりなんですよ」とか「それは、○○法に違反している」とあきらめるのではなく、変える方に動くのが未来志向の考え方なのだと思うのです。
皆さんはどう思われますか?
<濃尾平野を望む>