タイトルに衝撃 〜新たな視点を得たGW読書〜

こんにちは。
 

衝撃のタイトルの本

ここ数週間で印象に残る書籍を読みましたので、その一冊について書いてみたいと思います。
ホワイトカラーにとって読書をするというのは、新しい価値を生み出すために必要な食事のようなものかもしれないと思います。
拙著のような、具体的な行動を促すコツ集もそうかもしれません。専門知識をより深めるためのものや、新しい情報を取り入れるようなものもあるでしょう。
食事のように、純粋に生命維持の栄養摂取として、ココロの満足のため、体の健康回復のため、贅沢を楽しむため、いろいろ目的あるとおもいますが適切なタイミングで適切な読書ができるといいですね。
今回紹介する「ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学」については、上記のどれでもなく、物事(この場合は経営)に関する視野や考え方をあらたにするものでした。
実は、著作の存在はもちろん存在は知っていたし、著者である入山さんの連載は目を通していましたが、本作はタイトルが僕に取っては衝撃的すぎて手に取れずにいました。
このタイトルはいろいろ取りようがあり、僕自身も今から思うとだいぶ誤解していたのです。

本人のお話を聞いたことがきっかけ

そんな僕がこの書籍を手に取るきっかけは、4月21日に入山さんと佐渡島庸平さんの対談形式のセミナーに参加したことでした。
この二人の対談も非常に面白く会話の隅々から僕に取っての発見がありました。だったらやっぱり著作も読んでみたい、と思い、丁度青山ブックセンターが会場であった事もあり、お二人の著作をその場で購入しました。
実際に読んでみると、自分の考え、実践してきた組織運営やビジネスが思っていたほど最先端ではなく、世界の経営学は更に先を行っていることを知りました。
これが最も衝撃的でした。
言葉の壁もあってか、メッカであるアメリカの経営学が日本に伝わってくるのはだいぶ時間差があるようです。そしてアメリカの経営学といえどもアメリカ人だけによるものでない事も理解できました。
B2B、それも特にクライアントの経営に資するためのビジネスに身を置き、ビジネスの教育にも関与している身としては少し背筋を正される思いでした。
他にも多くの発見やインパクトがありましたので、是非一読される事をお薦めします。

日本のビジネスシーンへの危機感

著者はある危機感からこの著作を世に出したように思います。そしてその観点から、タイトルもインパクトにあるものになったのだと分かりました。
そして幸運な事に僕もその危機感を共有できましたので、何の役に立つかは分かりませんがその「危機」を脱するような行動を取れればいいな、と感じた次第です。
読んだ皆さんは、どのようにお感じになるのでしょうかね。
 
さて、どのように日々の仕事に活かしていこうかな。

f:id:eitarokono:20160508231909j:image