こんにちは。
日本にもっとミュージカル映画を!
若い頃からの友人があたらしいチャレンジをしているので、その紹介も兼ねて。
このたび、日本ではまだなじみのないミュージカル映画をつくったカクカワくんは、僕が社会人になりたての頃よく飲み歩いていた友人です。
以下のサイトからダウンロードできますので是非ご覧ください。病気とか障害とか家族の問題とか、難しいテーマをあつかいながら、ミュージカルという表現方法にチャレンジしています。
音楽+映像という表現手段と取っているので、ストレートに伝わってくるのでより感動します。
ぼくもフィレンツェのメディチ家をまねて(?)制作のためにクラウドファンディング形式で少しだけ出資させて頂いています。だからエンドロールに名前が出てきます。ちょっと誇らしい。
サラリーマン以外の選択
もともとは、僕らはお互い別々の大企業のサラリーマンでした。共通の友人を介して知り合い、他の何人かとよく飲みにいっていました。まだ20世紀だったな。
まあ、若い頃なのでただ騒ぐだけでも楽しかったし僕以外の仲間がマスコミ関係だったので華やかな感じのコミュニティでした。
いつのころだったか、カクカワくんが音楽の道へ進むということを決めて、会社を辞めました。
演奏や作曲などの活動を続けつつ、時々舞台の仕事をしていたようですが、あるとき帝劇でやっていたレミゼラブルに出るということで見に行ったのを覚えています。今から10年ほど前でしょうか。
このあたりがミュージカルとの出会いだったのだと思います。
数年前には本格的にミュージカルの短編映画やレッスンの主宰をしながら、Japanese Musical Cinemaという団体を立ち上げて日本のミュージカル文化をさらに深めようとしています。
ミュージカル関連の日本の市場は、本場と言われるニューヨーク、ロンドンについて世界では3番目だそうです。劇団四季や宝塚歌劇団がガリバーです。
リピーターに支えられる構造のようですので、まだ伸び代はある、すなわち文化として根付くための広がりはこれからだ、ということでしょう。
リスクを取り、継続する
彼は、ここに目をつけて挑んでいる訳ですが、先に挙げた長編ミュージカル映画を撮影するところまでくるには苦労も多かったのだと思います。
月給をもらうある意味安定的な生活から、リスクの高い世界へ転身したわけで、自分をたもったり目標を持ち続けたりするのが難しいときもあったのではないかと想像しています。
僕自身、出版をきっかけに自分のビジネスという視点を持てるようになりましたが、これ一本だけで勝負するということの不安定さを思うと彼は勇気と根気があるなあ、と思うのです。
会社員であっても、昨今の社会をみると安定や安心とは言い切れないですね。とくに選んだ職業や会社は本当に自分のベストの選択だったのか、というのは常に自問自答している人も多いことだと思います。
信念や覚悟をもつ、ということも難しいです。そしてそれを維持したりメンテナンスしたりするのもさらに難しいんだと思います。
でも信念をもって新しいことや大きなことにとりくむからこそ、世の中に生まれた意義があるのではないかと思います。
こういうテーマに出会えることはある意味幸せなのだろうと思います。
皆さんはどうお感じになりますか。