こんにちは。
やりたいことを色々やる
前回は、このタイミングでIBMを離れることをご報告しました。
日頃考えていたことを整理して、IBMの良さを振り返る貴重な機会でした。
さて、今後ですが、時間をかけて準備してきたことを具体的に実行します。
大きくは、2つです。
①スタートアップに深く関与します。
②自分の会社を使った活動を本格化します。
①スタートアップに深く関与します。
どちらも、自分が目指す”ホワイトカラーの生産性向上に貢献する”というキャリア目標に合致していて、やりがいを感じられる仕事という観点で決めました。
①スタートアップに深く関与します。
まず、①について。
具体的な社名については、近いうちに会社から発表する形になると思います。改めてその時にお知らせします。
決める過程でも、多くの素晴らしい出会いがあり、その度ごとに学ぶところが大きかったのが想定外の収穫でした。
45歳という年齢になっても、動いてみれば世の中には本当に様々な機会に溢れているのだと改めて実感しました。
もし迷っている人がいたら、境界線を自分で作らないで、まずは越境してみてはいかがでしょうか。
で、のぞいてみた結果、戻るもよし、進むもよし。
たとえ戻ったとしても迷いを断ち切った上での決断なので、取り組み方も視野や視点も大きく異なったものになるでしょう。
少なくとも何もしないで悶々としていても次のステップには行きませんよね。
全ての機会が本当に魅力的に見えたのですが、その中でも特に、自分の時間を投じたいと思った縁に対して本気で関与することに決めました。
製品・サービスも、経営者も、共に働くメンバーも、投資家も僕にとっては贅沢なほど素晴らしいと感じています。
②自分の会社を使った活動を本格化します。
表立って活動します、といっても良いかもしれません。
もともとIBMの承認を得て、法人:株式会社Eight Arrowsを立ち上げて、IBM以外の仕事を一本に集約していたのですが、こちらの仕事を継続します。
もちろん、①のスタートアップの仕事を100%という選択肢もあるとは思うのですが、自分にとって両方やることの方が自然な気がしたのと、両方やることでどちらにも相乗効果があるという確信があったのです。
ですので、関係各所の理解を得つつ、大変かもしれませんがこのような形を選択しました。
具体的には、出版活動や講演・研修活動、グロービスへの登壇は従来通り続けていきます。
また、IBMを離れますので、従来は利益相反の可能性があったような領域も担当できるようになりました。
法人の組織をお客様として、人材開発や組織開発の支援を様々な形で実行していきます。
ちなみに、これまでのキャリアの中で、「コンサルタント」という名刺を持つことは多かったのですが、社会に出た時から「経営のコンサルタント」とは、「社長から直接相談される人」という定義が自分の中であったため、会社の看板で仕事をしているうちは、極力その肩書きを使わないようにしてきました。
”コンサルティング会社”に入っただけで「コンサル」という肩書きを前面に出す人が増えたことによって、世間に出来上がってしまったマイナスイメージがあったことも理由の一つです。(あくまでも僕の価値観ですけど。)
なので、例えば資料の中で僕の肩書きとして使われた時は修正しましたし、プロフィールにも使わなければいけない時以外は一切使いませんでした。
ある人の携帯の電話帳に「コンサル河野さん」と登録してあったものを、変えてください、とお願いして変更してもらったことさえあります。
ただ、最近実際に社長や経営者から直接相談を受けることが増え始めたため、その言葉に対する拒否反応が消え始めました。いずれ堂々と使える時が来るのかもしれません。
そのような経緯から、コンサルティング”的”な仕事もどんどんやっていきます。
人事部門を支援するソフトウェアカンパニーとも代理店契約したり、複数のコンサルティング会社と提携をして、規模の小ささを補っていきます。
他にも、以前この場でも紹介しましたが、有志とイベントなどを開催して世の中にメッセージを発信していければとも思っています。
こちらはまだビジネスとしての建て付けが十分ではないですが、焦らず継続していけたらと思います。こちらはこちらで楽しみです。
Building Bridges to the Better!
我が株式会社Eight Arrowsのスローガンは”Building Bridges to the Better”です。
今まで僕が四半世紀以上に渡って培ってきたネットワークや多領域にわたる経験を、社会に還元していきます。
と同時にその活動を通じて、さらに高いレベルでイノベーションを起こしていきたいと考えています。
是非、アイデアやお困りごとがありましたら、お声がけください。何らかお役に立てることがあるのではないかと思っています。
ご用命はこちらのサイトまで!
河野英太郎が代表を務める株式会社Eight Arrows' Site
これらの活動は、すでに大半は動き始めているのですが、正直いうと時間や体力的にはとんでもない負荷です。
ですが、気持ちは、あまりにも爽やかな感じです。
皆様には、引き続きのご縁を賜れますよう、お願い申し上げます。