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辞めてもいいとき、辞めたほうがいいとき、辞めなきゃいけないとき

こんにちは。

昨今、組織の中でいろいろな理由で疲れてしまって心や体の健康を損ねるケースがとりざたされています。

ケースバイケースですし、非常にデリケートな内容なので踏み込んで発言しにくいですが、自分自身がいろんな会社を「辞めてきた」経験があるので、その経験から思う事を書いてみます。

辞めてもいいとき

実は、いつでも辞めていいのです。そこがベースラインだと思っています。

僕は社会人経験はおそらく20年程度ですが、その間、すべて他人が作った組織にばかり勤めてきました。いわゆるサラリーマンです。

自分の作った組織に勤めている人(一般に起業家というカテゴリ)とはちょっと事情が異なり、基本的には「いつでも辞めていい」というのが建前だと思います。

もちろん辞めたいと思ったらどんな時でも辞められる、というものではなく社会人としての一定の責任は果たさなければなりませんが、ここでお伝えしたい事は、「すべての組織は、辞めようと思えば辞められる」のだということです。

辞めたいのに辞められない、といってガマンをし続け心や体を壊してしまうというのは、何か別の基準にとらわれすぎています。

自分そのもの以上に大切な勤め先なんて、世の中にはありません。

辞めた方がいいとき

辞めた方がいいときとは次のような時だと思います。

①自分がその組織に所属した目的を違えるような状況になったとき

とか

②信念に反する事をやらなければならないとき

などです。

①について:

自分がその組織に所属した目的って覚えていますか?「仕事の基本を覚える」とか「生活の糧を得る」とか「同期で一番に出世をする」というレベルから、「ITを通じて人々の生活を豊かにする一助となる」とか「起業のための資金を得る」などなど。

所属しているあいだに、どう手を尽くしてもその目的が達成できない事がわかったとき、外を見てもいいタイミングかも知れません。

ちなみに僕は「東京から世界に!」という夢が叶わない事が分かった時に辞表を書いた事があります。

もちろん新しい目的を今の組織で探すというのも1つの考え方ですけどね。

②について:

人にはいろいろな信念があるでしょう。それを違えざるを得ないときには辞めてもいいのではないかと思っています。

「自分は喫煙には反対なのでタバコ会社の仕事はしない」という人も知っていますし、どうしても人員削減を良しとしないため、それを実行せざるを得ない組織を去っていった人も知っています。

また、対外的に発信しているミッションやバリューに賛同して入社したのに、実際に入ってみると、それが普通に踏みにじられるのを知ったときに辞めることを決意することもあるでしょう。このケースは僕も経験があります。

クライアントよりも株主を明確に優遇するようになった会社にはいられない、と辞表を書いた事もあります。

(これらのケース、実は自分の信念が貫けるように組織を変革するのだ、というのも1つの正論ですし、「俺なら自分の会社をつくるね」というのも正論ですが、一旦人の作った会社に雇われている人を想定しています)

辞めなきゃいけないとき

そして最後の段階、辞めなきゃいけないとき。

その組織にいることで、心や体の調子が崩れ悪化する可能性すらある場合です。

これにもいろいろなケースがあります。

上記の「辞めた方がいいとき」を迎えて嫌で嫌で仕方が無いにもかかわらず頑張って状況の改善を試みているときにも起こりうるものですし、他者から理不尽な攻撃(いわゆるパワハラやいじめ)を受けるような状況でも起こりうるものです。

どうやら僕はいじめやすいキャラらしく、陰に日向にいろいろやられたことがあります。今でこそ対処方法は心得ていますが、若い頃は本当にヤバい状況を何度も経験しました。(僕の場合は偶然にも心ある周りの助けなどで、その理由によって辞表を書くことには至りませんでした。)

そういう状況に共通しているのは、著しく「思考力」「判断力」「記憶力」といったアタマの動きが低下することです。

こうなったらその組織にいる事は何のメリットもないはずです。「会社ブランドがあるから」「生活費が入ってくるから」といった理由を挙げる人もいますが、実はそういう場は他でもいくらでも見つかるものだったりします。そもそも、そのような考えをもつ時点で「思考」「判断」に異常を来し始めています。

とはいえ、自分の「判断力」が落ちているのに、「辞める」という決断はとても難しいです。

その時のために、家族など信頼できる周りの人に日頃から自分の考えや基準を伝えておいたり、自分にとっての危険信号を認識しておく事が重要だと思います。

信頼できる周りの人の意見を参考にしつつ、危ない状況に陥ったと思われる時は、雑音に気を取られる事無く、その場から避難しましょう。辞めなきゃいけないのです。

 とにかく、とにかく。僕は、平時において自分の心や体を取り返しのつかない状況にまでするほど大事な仕事は無いはずだと思うのです。

皆さんはどう思われますか?

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