「働き方改革」のチャレンジ 〜昭和マッチョは発想転換すべし〜

こんにちは。

昭和マッチョなリーダー

先日、ある会社の人事担当の方とお話しする機会があり、働き方改革にともなうお悩みを聞きました。

曰く

『男性役員と話すと「在宅勤務制度導入は賛成。でもなんで、男性社員も在宅勤務しないといけないの?」という反応があります。。。』

というもの。更に聞くと

『「打ち合わせは対面の方が効率がいいから、やっぱり対面ではなせる人はその方がいいに決まってるよ」というコメントに対してはどう説得すればいいのでしょか。。。』

というものでした。

気が遠くなるのは分かりますが、ここであきらめてはいけません。

比較対象が違うのです

もちろん全く同じメンバーの間で「対面」と「リモート」を単純に比較すれば「対面」が効率が良い事は明らかです。

しかしこれについては、僕はまず根本的に「比較対象が違う」と思います。

この、とある会社の役員の方は自分に同じ部下がいる前提で、「対面でのミーティング」と「リモート(音声や画像の遠隔共有、要するに電話会議とかスカイプ会議とか)のミーティング」の間での比較をされています。

ただ残念ながら、この比較の構図にならないのです。

優秀な人材は多くの場合、会社を選ぶオプションを多く持っています。

そういう優秀な人材は、男女問わず「なぜ男が在宅勤務をしなければならないのか」というコメントをしてしまう昭和マッチョというか前世紀型というか、こういう役員のいる会社は選ばないことでしょう。

すなわちこのままで行くと、構図が、

「あまり選択肢を持てなかった社員間での対面ミーティング」

「優秀な社員間でのリモートミーティング」

の比較になるわけです。

そのどっちをとりますか?についてどう考えるかが、この役員の方に問われているわけです。

リーダーって、「決めて」「伝えて」「結果責任をとる」のが主な仕事だとおもうのですが、この「決める」仕事をする際の選択肢が間違っているとどんなに判断力があっても間違った結果しか出てこなくなりますよね。

 

「働き方なんかで会社を決めるヤツは要らない」

「リモート勤務の可否などで、人材の質は変わってこない」

というのであれば、それも1つの判断ですが、その辺りはどうなんでしょうかねー。

皆さんはどう思われますか?

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ちなみに、写真は先日見つけた「LEDライト」に「抗菌対応」までした公衆電話なのですが...意義は否定しませんが、なんかいろいろ考えさせられるものでした。

100円使えるのはいいですが、おつりでてくるのかな、とか。デジタルネイティブたちは、これが電話であることに気がつくのかな、とか。確かに過去の緑色の公衆電話よりはだいぶ進歩していますが、比較対象が違う気がします。

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