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100年以上生きる時代に 〜自分ごととして読む『LIFE SHIFT』〜

こんにちは。

10月21日に発売されたロンドンビジネススクールのリンダ・グラットンさんの最新刊、『ライフシフト 100年時代の人生戦略』を読みました。

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

 

100歳が当たり前になる

現時点のいわゆる先進国で2007年に生まれた子供の半分以上は100歳以上生きるらしいです。で、長寿大国わが日本では半分以上が107歳以上まで生きるとな。ウチの子供は2005年と2006年生まれなので、とんでもないことになりそうです。

僕の祖父は二人いて1人が97歳、もう1人が99歳まで生きたので、どちらかというと長寿家系です。そうなると自分も100歳以上まで生きる可能性は相当あると昔から思っています。

そんな時代のキャリアを中心にした人生全般について、事実や統計を押さえながら予想した書籍がこれです。

前作の『ワークシフト』でもそこそこ衝撃を受けたので、今回も期待していました。

また、発売後約一週間後の27日には、本人の来日講演もセットされていたので、こちらに応募しつつ読破のゴールを設定しました。

(脇道:最近の読書経験の変化)

ちょっと脇道にそれますが、最近の読書の傾向として、「著者の方に会う」、「とかその書籍をテーマにした会合に出る」、「訪問先の会社が舞台になった小説が出ている」、「特定の方にすすめられた」、というような比較的受け身の読書が多いと感じています。ただ、これって全然悪い事ではなくて視野を広げたり、新しいものに触れたりするには非常によいきっかけになるのです。

だから、信頼できる人との間での話題として「最近どんな本を読みました?」というのは大変有効な会話だと思います。

100年時代は山あり谷あり。(でも意図的)

さて、『ライフシフト』にもどします。

読後感としては、

①なんとなく自分のキャリアを肯定してくれているような内容だったな、

②それゆえ、だと思いますが、日頃考えている事と本当に一致しているな、

というものでした。

1つの会社でキャリアを終える、というリスクをとる人は日本でもだいぶ減ってきていますが、1つの職業(会社員なら会社員)だけでキャリアを終えるのも100年人生時代にはそぐわなくなってくるようです。

60年〜70年働く事になるわけですから、途中にはリ・クリエーションする必要がでてきます。長い「現役時代中」に、スキルを洗い替えしたり、自分以外の人のサポートをしたりする時期が来る可能性が今までよりも高まりますからね。

専門職大学院や博士課程に行ったり、主婦・主夫をやったり、個人事業主をやったり。場合によっては週休3日や4日の時代も過ごす可能性もあるでしょう。

会社側は今対応しないと人が来ない

こういう時代に、僕らが所属している会社組織は備えきれているでしょうか?

復業を禁じたり、早期の自己都合退職には退職金を(満額は)払わない制度にしていたり、在宅勤務を禁じていたり、一日10時間働く事を前提に業務を計画していたり... 

人間直近の利益に目が行きがちです。経営者だって人間ですからよっぽどでないと先の利益や、社会の健全性に目がいきにくいのでしょうけどね。ただ、人は「よっぽど」の経営者に惹かれがちだというのも事実なんでしょう。

ただ、これらのことは、実は僕が若い頃(20年近く前)に流行ったピータードラッカーの本にも表現は違えど書かれていました。「既に起こった未来」というような表現で「確実に来るから備えておこう」という主旨だったと思います。

リンダ先生も書いていますが、実験でも証明されているように、どうしても人間は先送りにする傾向があり、今の多くの組織の状況をもたらしているのではないかと思います。

リンダ先生が、今改めて鐘をならしてくれています。会社が対応しないならまずは僕たち個人が対応していくのでしょうね。

皆さんはどう思われますか?

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