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「は?」をたくさん導く 〜大企業とベンチャーのMIX〜

こんにちは。

大企業病って?

僕が所属しているIBMという会社は言わずと知れた大企業です。非公表ということになっていますが、世界で40万人近い従業員を抱えています。

そして100年以上の歴史を持つ伝統的企業でもあります。

日本の中でもそうですが、伝統的な大企業というのは、得てして”大企業病”というものに陥りがちだと言われます。

ところで大企業病というのはなんでしょうか?Wikipediaによると次のような定義になっています。

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大企業病 - Wikipedia

組織が大きくなることにより経営者と従業員の意思疎通が不十分となり、結果として、組織内部に官僚主義セクショナリズム事なかれ主義、縦割り主義などが蔓延し、組織の非活性をもたらす。社員は不要な仕事を作り出し、細分化された仕事をこなすようになる傾向がある。

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加えて、日本企業では労働基準法があるため、これを修正するのが非常に困難を伴う、という記述もありました。

大企業の中で新規事業をやるということ

そんな環境の中で新規事業をやって行こう、となると、当たり前ですが周り中ハードルだらけになるわけです。

典型的なシーンとしては...

  • 「前例がない」➡新規事業なんだから前例は無いよねえ。
  • 「新しい仕事を増やさないでくれ」➡えっと...全てが新しい仕事ですが...
  • 「大変そうだね(と遠巻きにリスクヘッジ)」➡うまく行ったら一緒にやろうね。
  • 「XXとYYが無いので、できません」➡なので、作るのが仕事です。
  • 「今までこのやり方でやってきました」➡だ、だからー...

まあ、このように言葉にして伝えてもらえるものであればいいのですが、無言の逆風は常に吹き荒れています。

以前も大企業内での動き方については書きましたが、やはりここでもへこたれない事が重要になります。

eitarokono.hatenablog.com

なんと言われても、アイデアを出し続ける

文字通り「へこたれずに」アイデアを出し続けるのです。

「こんなことをやってみましょう」

「こういう事はできませんか?」

毎日のように出し続けます。

基本的には相手の反応は「は?」というものから始まります。

でも相手が悪いのではありません。だって、やった事も無ければ、それが自分の仕事だと思った事もないわけですから。

意味が分からないでしょうし、何故それをやらなければならないかも分からない。分かったとしてもやり方も分からない。

これを少しずつ、気長に説き続けます。やってみせる時もあるし、一緒に考えてトライ&エラーするときもあります。

時々くじけそうになりますが、不可能な事ではありません。

何故不可能ではないと言い切れるかというと、長い企業にこそかつて同じような状況を乗り越えた歴史があったりするからです。

先輩方が乗り越えてきたんだから、自分たちだってできない事は無い、って思えるのです。IBMで言えば、戦争中には「敵国」だった国の会社として日本でビジネスをするためには、社内外に想像を絶するハードルがありました。それを乗り越えてきた人たちがいたわけです。それに比べれば対した事はない。

どんな伝統的大企業でも幾つかはそんなストーリーが伝わっているはずです。

そして、継続的に努力を続けていると、少しずつ手応えが見え始めます。遠巻きに見ていた人もサポートしてくれたり、一緒になって悩んでくれたりし始めます。

そして具体的な成果が生まれ始めます。

何度やってもこの瞬間がたまらないのです。

1月にIBMにもどり、新しいビジネスを担当する事になってから3つの四半期が過ぎました。ここへきて、さらにいい風が吹いてきた、と思える瞬間が増え始めました。4つ目の四半期を迎え2年目が近づく中で、より強固なものにしていけるという思いを新たにしています。

みなさんは、こんな経験ありますか?

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