Nice to e-meet you 〜今どき?の英語表現〜

こんにちは

英語がとても得意です、というわけではありませんが、最近は仕事柄色んな国の人々と英語でやり取りをします。

その中で、新鮮だな、今時だな、と思った英語表現がありました。

Nice to e-meet you

あるベトナムの方とのやり取りで先方から投げられたメールに書いてあった表現が、Nice to e-meet you

というものでした。これは、直接対面した事がなく、メールだけでやり取りが始まったという関係の方との間で、最初のメールをやり取りした時に先方から発信されたものでした。

初めてメールでやり取りする時の決まり文句は丁度いいものを知りませんでした。

最近は働き方が多様になってきて、国が離れていて一度も会った事も無い人とプロジェクトが始まる(そして、一度も会う事なく終わる)ということは普通にあると思います。

そういう人と初めて電話会議をする場合などにはなんと言ってよいか戸惑う事があります。教科書で習った

Nice to meet you

という決まり文句が実際には”会ってない”ので使うのも変だな、と思いつつ、とはいえ代わりの表現が無いため、正しいかどうか分からないまま

Nice to meet you on the phone

などと言ったりしていました。なんか違和感をもっていたところにこの

Nice to e-meet you

という表現に出会ったためとても新鮮に思えました。もしかしたらネイティブ英語スピーカーではないがために出てきた表現だったりするのかも知れません。

Born on the web

IBMのグローバルの採用担当エグゼクティブと話をした時のことです。

若い世代の採用の話になって、その日米の違いについて議論しました。議論の内容も去ることながらいわゆるDigital Native世代(生まれた頃からデジタル機器に囲まれていた世代)の採用に話が及んだ時に

「最近はこの世代のことをBorn on the webって言うらしいけど、聞いたことある?」

と言われました。このBorn on the webって表現、意訳すると

「ネット世界で生まれた」

という感じでしょうか。かなりクールな表現ですよね。確かに自分の子供たちを見ているとこの言葉、しっくり来ます。

日本人英語でいいのでは?

英語は、英国発祥の言葉だというのは有名な話です。アメリカやカナダ、オーストラリアなど、いわゆる英語を母国語とする国はたくさんありますし世界でも非常に強い存在感を放っています。

一方で、世界の英語の使い手たちの中で、上に挙げた英語を第一言語とする人の割合は15億分の4億、大体4分の1程度だということです。英語ネイティブ以外のひとから新しい英語表現が出てきても全然不思議ではないのです。

言葉は必要性をによってどんどん発展します。僕たち日本人ですら新しい英語表現を創り出して世界に発信したって全く違和感無いのではないかとすら思います。

 皆さんはどうお考えになりますか?

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