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人と企業の新しい関係 〜ALLIANCE読書会に参加しました〜

こんにちは。

実は先日、ダイヤモンドハーバードレビューとNewsPicksの共催でイベントの「ALLIANCE アライアンス」(ダイヤモンド社)の読書会に参加してきました。

「ALLIANCE アライアンス」とは

本ブログのテーマ(ホワイトカラーの仕事の仕方改善)とも重なりますし、また個人としても、それなりの衝撃をうけたので今回はそれについて書きます。

そもそもアライアンスという本ですが、ご存知の方多いとは思いますが、7月にダイヤモンド社から発売された書籍です。

リンクトインの創業者らの著作で、ほぼ日CFOの篠田真貴子さん(今回の読書会に参加されていました)が監訳を担当されています。

かなり新しい視点が多く、発売直後から反響が大きく、書店の平積みコーナーやFacebookのタイムラインでも目にされた人も多いかと思います。

Amazon.co.jp: ALLIANCE アライアンス 電子書籍: リード・ホフマン, ベン・カスノーカ, クリス・イェ, 篠田 真貴子, 倉田 幸信: 本

f:id:eitarokono:20151004211616j:image

いつかは読むリストにずっと入っていたのですが、今回の読書会への参加にあわせて二度ほど読みました。(本筋とずれますが、僕は何度も同じ本を読みがちなタイプです)

『監訳者による「少し長めの」前書き』を読んだ段階で、三つほど感想をもちました。①あ、これ新しい

②自分の考え(というかキャリアの歩み方)と近いな、違和感無いな

という読者目線の感想に加え

③翻訳本って、前書きもってくると効果的だな

という、発信活動側目線の感想でした。

「新しい」と「自分の考えと近い」は一見矛盾しますよね...少し違う説明の仕方をすると「自分が何となく感じていたことを、新しい整理の仕方で分かりやすく説明してくれている」という感じでしょうか。

③はおいといて、①、②は読み進める中でますます確信が増してきました。また自分の実際の仕事の中でもどんどん活用したいな、と思うヒントがいっぱいです。これ、オススメです。で、どんな本かというのは監訳者の篠田さんが説明に使われた資料をポストされたのでこちら⬇をご覧ください。

実際の読書会の様子は、別途NewsPicksから公開されるということですのでそちらは別途共有したいと思います。

参加者はベンチャーを経営されている方から大企業の人事、国の人材政策を担当されている方など多岐にわたりました。

僕自身の学びを幾つか整理したいと思います。

学びその1:ファシリテーションがすごい

当初実は「読書会ってどうなるんだろう?」という思いはありました。著者の講演と質疑応答でも十分間が持つものなのですが、会場に到着したら4人一チームの島が幾つかつくってあり、ペンと模造紙が置いてあります。おっと、討論形式ですか。

当日いきなり集合したそれなりに意見を持ったメンバーです。唯一の共通点はALLIANCEを読んだ、ということだけ。その人たちをどうファシリテーションするんだろう?という興味がわき上がりました。

実際には「アライアンスの概念が、日本の大企業でも応用可能か、必要か。必要 / 可能だとしたらどのように?」というテーマについてワールドカフェ形式で議論しました。

そうしたら、アイデアが出るわ出るわ。チームを組み替えて3パターンで議論したのですが、短時間にもかかわらず多くの人と深い議論ができたと感じました。

ワールドカフェ形式、有効です。

ファシリテーションを担当されたICJの吉沢さんチームの運営が素晴らしかったことも大きいです。細かいところで個人的に盗みたいテクニックが多々ありました。

一例として...

時間管理の手法で、制限時間がきたらいきなり部屋の照明を落とすという小さなテクニックがあったのですが、これは本当に効果的でした。議論がもりあがると「やめてくださーい」「席替えタイムでーす」といっても、だれも反応しなかったりします。ですがいきなり真っ暗になると、本当にぴたっと議論が止みました。

ただ、この手法、夜しか使えません。

学びその2:アライアンスは現実的・効果的

で、本題のアライアンスですが、もともと不可抗力も含め自分自身のキャリアが結果的に一定期間のコミットメントを繰り返して自分の納得する領域で納得する仕事に没頭するタイプのものであり続けたこともあって、冒頭に述べたように全く違和感はありませんでした。長年の違和感をきれいに説明してくれた感じというのも既に述べた通りです。

議論のテーマである「日本の大企業に必要か?応用可能か?やるならどうやって?」という観点では、議論から得た僕の感触としては

・必要か?➡必要である。むしろ、そうせざるを得ない。

・応用可能か?➡可能である。リクルートや商社モデル、役人の情報収集の仕方など断片的な実例はある。

・どうやって?➡やれてる組織は「リーダーの覚悟」and/or「制度」がある。

日本は人口は減っていくし、グローバル化は進んでいきます。一方で人はネットワークでどんどん繋がっていきます。人と組織の関係も影響を受けざるを得ないですよね。

アライアンスは、その関係のありかたの(有力な)ひとつだと感じました。

学びその3:参加者からの刺激

最近の僕の中のブームは自分の監修本でも訴えているアウトサイト(外部との交流)です。

Amazon.co.jp: 世界のエグゼクティブが学ぶ 誰もがリーダーになれる特別授業 (Harvard Business Review Press): ハーミニア・イバーラ, 河野 英太郎, 新井 宏征: 本

これがアライアンスの中のキーワード「ネットワーク情報収集力」と符合すると思います。まさに今回の読書会などは典型です。普段の仕事では会わない人と会い、新しいテーマを議論しました。その人たちの考えや周辺情報に触れ刺激を受けることができたわけです。これは何ものにも代え難いです。今後に向けて「知的好奇心をくすぐる有意義なイベントに参加しましたー」だけで終わらせたくないな、と感じています。自分のキャリア形成や、部門運営に応用できるなと思うものはどんどん実践していきたいと思います。まずは...是非皆さんも「アライアンス」ご一読いただき、感想を教えて頂けましたら。