情報の洪水に溺れない 〜ネットワークを広げるコツ〜

こんにちは。

先日たまたま、とある4人で会食する機会がありました。

ある会合で考えた事

何気なく考えていたら、参加者4人が4人とも、そのうちのひとりと初対面という状況でした。

分かりにくいと思いますが、こういうことです。

僕の以前の職場の同僚と、そのお姉さん、僕の本を担当してくださった編集さんの4名が全体像です。そのうち、僕とそのお姉さんが初対面。そして僕のもと同僚と編集さんが初対面、という構図です。

 

すなわち全員が、自分以外の3人のうち、2人を知っていて、1人と初対面。

会食の前に、Facebookなどを通じて初対面の人の存在は知っていて、ある程度の情報は持っていました。

 

初対面と既知のメンバーのバランス

どういう結果になったかというと、助走無用で、いきなりトップスピードの会話が始まり、ぎこちない瞬間は全くありませんでした。

新しいネットワークを広げる時というのは、もちろん、人からの紹介が有効であることは疑いも無いですが、それぞれがバランスよく初対面の人が混じっている状況というのはとてもスムーズにネットワークが広がるんだな、と感じました。

あるコミュニティーに後から入って行く、とか、全く初対面同士の人ばかりの集まりでネットワーキングするという機会は多いのですが、そういう時は得てしてぎこちなさを感じるものです。

そして、肝心の目的であるネットワーキング自体もあまり効率よくできない気がします。一通りのぎこちない挨拶を終えて、会がはねた後、残った名刺の数の割には後に継続する人的ネットワークの割合は低かったりするものです。

もちろん、そこから広がる交友関係やビジネスも多々あるとは思いますが、投入した労力と中長期的に得る価値という意味では、労多くして…という印象は拭えません。

情報の洪水は消化不良の原因

これは新しい情報の洪水にさらされる割合の問題なんじゃないか、という結論に至りました。

また、新しい事を学ぶ時に僕がいつも配慮していることとも共通点があるな、と感じました。

例えば何かを学びたくて書籍を購入する時に、自分にとって、すべてが新しい情報のものよりも既知の内容が半分とか7割5分含まれているものを選ぶようにしています。その方が、負担無く読めるうえ、結果的に知識としての定着度も高いという感覚を持ちます。

 

人と知り合う事も、新しい情報に触れること。情報の洪水にさらされて溺れてしまうよりも、ある程度の既知の仲間がいて深い話ができる方が、結果的に良きネットワーキングになるのではないかな、実際にそんな予感がした会食でした。

皆さんはどう思いますか?