読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

若い世代にも有意義です 〜「働かないオジサンになる人、ならない人」を読みました〜

こんにちは。

だいぶ長い間がんばってきたつもりですが、どうあがいても客観的には「オジサン」という称号を受け入れざるを得ない年齢、ライフステージ、見た目になってきました。

40歳、2人の小学生の父親ですから...

オジサンの自覚

人事のプロが教える 働かないオジサンになる人、ならない人

10年前であれば、このタイトルを見て反応したかどうか分かりませんが、今回、あるきっかけがあり、東洋経済オンラインで見かけて大いに反応してしまいました。

要するに僕の今の課題感にマッチしていたのでしょうね。今回あらためて自覚しました。遅いですけど...

少し砕けたタイトルですが、内容はかなりしっかりしたもので、同じページ数の書籍と比較すると読み応え十分でした。

しかも、企業ではたらく現役サラリーマンが仕事をする傍ら書かれた著作でもあるので、かなりリアルです。客観的な分析で語るだけではなく、かつて当事者として苦しんだご経験から書かれていることでもあり、説得力があるのです。

何故働かないオジサンが生産されるのか

最も秀逸だと感じたのは、「働かないオジサン」が集中する50歳代のサラリーマンを分析した4象限マトリックスです。

http://toyokeizai.net/articles/-/30193?page=3

縦軸に「会社へのコミット」横軸に「イキイキと良い顔で働く」をとっています。

新入社員の時は大半の人が、イキイキと良い顔で、会社に深くコミットしていたものの、50歳代になると、会社にコミットしつつもイキイキとしていない人ばかりになる、というものです。すなわちこれが「働かないオジサン」集団である、と。

また、この2点間移動の分岐点が40歳前後の「こころの定年」だということです。

「こころの定年」を如何に乗り切るかが、生き生きと人生を送り、望めば生涯現役で通せるどうかの分かれ道だそうです。

「心の定年」をうまく乗り切るために

会社にフルコミットし続けていわゆる出世を遂げる、というのも一つの幸せの類型です。また、出世とは関係なく、会社の仕事そのものが楽しくて仕方が無い、ということであればあえて立ち止まらず、ばく進し続けることも幸せである事は間違いありません。

従来は、上記の2つを追求するのがサラリーマンでしたが、それだとどうしても「働かないオジサン」の大量生産に歯止めがかかりません。

著者の楠木さんは、上記以外に「仕事以外にも喜びを見いだす」または「会社組織にしばられず好きな仕事をする」ことが選択肢としてありうるのではないか、という提案をされています。

実際にそのような方にインタビューを行い、整理した結果だそうです。

上記の4類型に共通することとして、所属する会社においても「働かないオジサン」にはならないことです。その流れで独立したとしても、間違いなく生き生きと働くオジサンでいられるというわけです。

ポイントは今の所属組織から視野を少し広げてみる、ということです。

必ずしも組織から離れることを意味してはいません。視野を広げる、すなわち社会とのつながりを会社以外のところから獲得するのです。パラレルキャリアという表現をする方もいらっしゃいますよね。

第二次ベビーブーマーから若者まで

今、「こころの定年」を迎え始めている世代は、第二次ベビームーム世代で、常に高い競争環境に置かれてきました。お受験、受験の壁を越えたと思ったら就職は氷河期。ワークライフバランスという日本全体の課題に正面からぶち当たってきたこの10年。。。そんななか迎える「こころの定年」ですが、次の世代に何かを残すため取り組んでいこうではありませんか。

「オジサン」ないしは「オバサン」にまだまだ余裕があるひとも、まわりのオジサンたちが何に苦しみどう努力しているかがわかると、今の仕事もうまく回るでしょうし、何よりも将来の自分にとってのリスクヘッジになるのではないでしょうか。

いかがでしょう?いちど手に取ってみては。