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ナントカの常識は、世の中の非常識!?

こんにちは。

先日、ネットで情報を眺めていた時に、「禁止事項で、その会社が大切にしている事が分かる」という内容の書籍の書評を見ました。
そのとき、なるほどなーと思ったのと同時に、「そういえば、褒め言葉も組織やコミュニティによっても異なるよな」と思いました。
褒める、ということはそこに価値を置いている、ということです。
これを見通す力は、その組織なり、コミュニティに価値を提供する上で欠かせない能力ですよね。
今日は、この「カルチャー別の価値」について考えてみたいと思います。

以前ある人に聞いたジョークですが、各国の民族性を表す小話で、危機に陥った際(例えば、ビルの上層階から脱出しなければならない時)に、動いてもらうためには、相手の民族ごとにかけるべき言葉が違う、というものがあります。

イギリス人に対しては「飛び降りればジェントルマンですよ!」
フランス人には「飛び降りればモテますよ!」
アメリカ人には「大丈夫、保険はかかっています!」
イタリア人には「飛び降りないでください!」
で、
日本人には、「皆さん、飛び降りていらっしゃいます。」

ここまでステレオタイプではないにしても、そのコミュニティが大事にしていることが、褒め言葉に表れます。
幸か不幸か、僕は今まで様々な組織に、所属や関与をしたことがあり、その都度褒め言葉があったため、いろいろご紹介できます。

ある会社では、次のような言葉で人の価値を評価します。
「あの人は男気がある」
「あの人は、○○さんのXXだ」(○○には有名人や権力者、XXには続柄等の関係が入ります)

また、初対面の紹介で必ず
「もと△△大学の、YY部主将」
「ゴルフのハンディはシングル」
といった情報を添えて、周りはそれを確実に記憶する必要がある、という組織もありました。
こういう会話をしている人達はとても真剣ですが、違うコミュニティから来た人が聞いて、ジョークだと思って大笑いした、という話を聞いた事もあります。

「ZZさんは論理的」
が褒め言葉の組織もあれば、逆に冷たい人を評してそういう言い方をする組織もあります。
「企画力の人」
という表現で高い評価をする組織もあれば、同じ言葉を「実行力が無い」という意味にとらえる人たちもいるわけです。

「郷に入っては郷に従え」
と先人はいいました。
そのためには、従うための「組織文化」を観察する事から始める必要がありますね。
ただし、組織文化を見極めた後の対応には注意する必要があります。
当然、最初は従うべきでしょう。そうでないと「不満分子」として扱われてしまいかねません。しかし、同時にそこで感じた「違和感」は大切にする必要もあります。

「永田町の論理」「霞ヶ関の常識・非常識」といった表現を聞くことも多いと思いますが、閉じたコミュニティの常識は、周りから見た非常識となることもあります。
組織やコミュニティ内の常識というのは、周りの環境がかわっていくなかで、気づかない間に時代遅れになりがちであることの典型でしょう。

前出の「違和感」こそが、そのコミュニティを外部環境の変化に対応させ、より価値あるものに変化させる、最初のきっかけなのかもしれないのです。

皆さんは、どうお感じになりますか?