『素直さ』という武器〜人生100年時代には常に必須⁈〜松下幸之助も座右の銘にしていたようです

こんにちは。

今年もさくらの花が咲いて散る季節になりましたねー。と同時に、あたらしい門出の季節でもあるわけです。

あたらしい環境に胸躍らせ、期待と不安でいっぱいの若い人から「私たちのような、若手が気をつけるべきことや心構えがあれば聞かせてください」と訊ねられることが多いです。

そんなときに、いつも私が贈る言葉

「のびる人は、『素直』です」

「あせりすぎては、いけません」

の二つです。

 私は実は不器用なため、過去、上京、入学、入社、転職など新しい環境に身を置く事があるたび、いろいろ失敗してきました。そのたびに周りや自分を観察して、やっとたどり着いた結論がこれなのです。

 あたらしい環境には、そのグループのカルチャーがあります。そこに新しく参加するわけですから、カルチャーに慣れていく必要があります。

 ただ、おそらく多くの人が「違和感」を感じます。

 「何だこの挨拶は?」

 「なぜ、こんな事をしなければならないんだ?」

 「この人の言っていることは、冗談なのか、本気なのか、単に説教くさいだけなのか?」

 若い頃の私は、どうしてもこの違和感があると前にすすめませんでした。すすんだとしても、イヤイヤやることになります。そうするとフラストレーションがたまるばかり。

そんなときに、すんなりとけ込んで楽しそうに活躍している同期がいました。

彼も、そんなに器用そうではないのです。でも、パフォーマンスは出しているし、先輩にもかわいがられています。

私は悩んだ末、彼に聞いてみました。

「こんな理不尽、納得できるの?」

返ってきた答えは、

「いや、俺も最初は変だと思ったけど、まずやってみて何か意味があるか考えてみたいと思って。」

なるほど

当時の私にも、彼の意見受け入れてみようと思える程度の『素直さ』は、かろうじてあったようです。

実際に彼のように『素直』に動いてみると、次から次へ先輩などとの輪が広がり、かつて違和感があった人や作業に対しても意味や魅力を感じるようになれました。

 

一方で、世の中には器用な人はいるものです。

自分ができない事を苦もなくやっているように見える人を見て、あせりを感じないわけがありません。

こんなとき、いろいろ課題意識を持って対策を立てる事は大切ですが、一つだけ、決してやってはいけないのが、『あせる』ことです。

あせって行動を起こしても、何もいい事はありません。むしろ悪循環に陥るだけ。

すでに触れたとおり、もともと不器用な私は、うまく行かない状況にあせって、今から思うと無茶な行動に出たこともありました。が、振り返ると腰を落ち着けて目の前の事に集中すべきだった、と思う事が多いのです。

20年オトナをやってきた今でも、不器用であること自体はなかなか変えられていませんが、その対処方法を身につけた事で、新しい環境に身を置いても、なんとかこなせるようになりました。

 

『素直』に周りの声に耳を傾け、『焦らず』目の前のやるべきことに注力する。

結果的に近道になるはずです。

 

皆さんは、どうお感じになりますか?

 

2018-7-12追記

どうやら、かの松下幸之助さんも、この言葉を座右の銘の1つにしてたみたい。PHP にて

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