イノベーション

「FAAMG」ってご存知ですか? B2BオンリーからB2Cマインドを持った組織へ

こんにちは。 時価総額ランキングトップ5: "FAAMG" FAAMGという表現をご存知でしょうか。 実はまだ定着した表現ではないようなのですが、2017年時点の世界の時価総額ランキングの上位5社の頭文字をとったものです。(順番は入り繰りあります) 世界時価総額…

まずは「入れ物」から変えてみる

こんにちは。 ちょっと事情があってブログのアップデートが数日遅れました。 カバンが小さくなって持ち物を見直し たまたま最近、タイミングがあって仕事用に使っているカバンを変えました。まあ、年相応というか、少し落ち着き目のものに変えたわけです。 …

「現場力」を使った「個別最適」は日本の組織の得意技

こんにちは。 今日もちょっとテクノロジー(?)の話題です。 日本の組織とRPAの相性 二週前に本稿でコメントしたRPA(Robotics Process Automation)を主題にしたセミナーに行ってきました。 RPAとは、非常にシンプルに言うと今のホワイトカラーの業務大体さ…

みんなが一気に動く瞬間には感動する

こんにちは。 先日、チームで仕事をしていて「ちょっといいな」と思う瞬間がありました。 設定としては、クライアント側から指定された時間に、オンラインでのプレゼンに参加する機会があったのです。 もちろん、中身についてはここでは触れられません。 嬉…

新しい概念に触れるとき RPAとホワイトカラー

こんにちは。 今回も、人に紹介されて手に取った本を元に思ったことをメモしてみようと思います。 「RPA革命の衝撃」という本です。 RPA革命の衝撃 作者: 大角暢之,佐々木俊尚 出版社/メーカー: 東洋経済新報社 発売日: 2016/12/23 メディア: 単行本 この商…

当時「パソコンも持ってないのにWindows95を買った人」を笑えない

こんにちは。 働き方改革時代の一つの解決策:Watson 今、僕はIBMの中で、Watson Talent と言うブランドを国内に展開するチームに所属しています。 簡単にいうと、IBMのAIであるWatson を人事業務(特にタレントマネジメントと呼ばれる部分)に適用するため…

変わり続けるか守り続けるか 〜考えて、スッキリした週末〜

こんにちは。 週末見たテレビ番組 実はこの週末、NHKの「SWITCHインタビュー 達人達(たち)」という番組を、二週分を一度に見る機会がありました。 この「SWITCHインタビュー」というのは、ご存知の人はご存知とは思いますが、各界の「達人」二人が相手を選…

忠臣蔵と学問のすゝめ 〜「47人で玉砕」は日本の組織文化か?〜

こんにちは。 今はお盆の季節です。 先祖に思いを馳せながら感謝の念をささげるこの習慣は、僕はすごく意義を感じています。 ふるさとに戻って親しい人と会ったり、お墓参りをしたり仏壇にお経をあげたりすることは、宗教的な儀式以上に、日頃の”精神的な”疲…

個人メドレーの順番をご存知ですか? 〜ルールは実態に合わせて変えるもの〜

こんにちは。 始まりましたね、世界水泳。 もと競泳選手としては楽しみです。とはいえ早寝早起きの僕としてはハンガリーとの時差は若干中途半端です。朝のニュースを楽しみに。 個人メドレーの種目順をご存知ですか? ところで、競泳選手にとっては当たり前…

太古の人類にiPhoneの良さを伝える方法

こんにちは。 もし仮に、原始人の方々にiPhoneの使い方をお伝えするにはどうしたらいいのだろうか?と考えてみました。 なんでそんなつまらないことをしたのかというと、他意はなく、ちょっとした妄想ゲームです。 結論は、やっぱり電話やインターネットがた…

「傍流」を「本流」に変えられる組織 〜Watson Summitを終えて〜

こんにちは。 今週IBM Japanにとって年間最大のイベントであるWatson Summit 2017が実施されました。 内容の詳細はこちらをご覧ください。 IBM Watson Summit 2017 | IBMイベント・ポータルサイト 社員側でありながら、ものすごいイベントだったな、と思いま…

トヨタの自工程完結 ー 働き方改革のヒント満載

こんにちは。 トヨタ自動車の仕事の秘密 トヨタ自動車といえば、品質にこだわり続けることで有名な組織です。(現在Leaders2というドラマもやっていますね)特にその品質を生み出す製造方式は世界中での評価が高いですよね。 最近あるきっかけで、長らくトヨ…

できない理由を言う理由 

こんにちは。 なんで、できない理由を挙げるのだろう? 誰かが新しい何かをやろうとしたときに、前に進まない状態を象徴する出来事として 「保守的な人が、できない理由ばかりを先にあげてくる」 というものがあります。 では何故、できない理由ばかりを挙げ…

コンシューマライゼーションの波 〜業務アプリも、ゲームなみに使いやすく!〜

こんにちは。 コンシューマライゼーションとは? かつて、テクノロジーは一般に業務用から普及するのが普通でした。 例えば、プリンターやコピー。ファックス。プロジェクター。もしかしたらPCも。 通常オフィス利用から始まって、小型化・高性能化・廉価化…

「働き方改革」のチャレンジ 〜昭和マッチョは発想転換すべし〜

こんにちは。 昭和マッチョなリーダー 先日、ある会社の人事担当の方とお話しする機会があり、働き方改革にともなうお悩みを聞きました。 曰く 『男性役員と話すと「在宅勤務制度導入は賛成。でもなんで、男性社員も在宅勤務しないといけないの?」という反…

先見の明 〜31年ぶりの再会から〜

こんにちは。 31年ぶりの再会 実は子供の頃、米国人の英語の家庭教師についてもらっていました。(それでその英語力かよ。。。というのはナシです) 祖父が大学に勤務していたため、その縁でお願いする事になったと記憶しています。祖父の大学の英語の教官を…

人工知能は人を感動させられるか 〜誕生日通知機能に思う〜

こんにちは。 Facebookの誕生日通知機能 本稿でも何度か触れた事があるのですが、なにげに僕は人の誕生日を何となく覚えている事が多く、かつてはご本人やご家族の誕生日にお祝いメッセージを同僚やお客様などに送ったりして喜ばれた事が多くありました。 で…

DHBR40周年記念号雑感 〜見えた希望と、一抹の…〜

こんにちは。 ダイヤモンドハーバードビジネスレビューの40周年記念号がとどきました。 40周年記念企画 書店発売に先駆けて定期購読者には少しだけはやく届くのですが、届き始めた頃からSNSで(すなわち、少なくとも僕の周りで)それなりに大きな反応が出始…

「は?」をたくさん導く 〜大企業とベンチャーのMIX〜

こんにちは。 大企業病って? 僕が所属しているIBMという会社は言わずと知れた大企業です。非公表ということになっていますが、世界で40万人近い従業員を抱えています。 そして100年以上の歴史を持つ伝統的企業でもあります。 日本の中でもそうですが、伝統…

ご意見ください! 〜「人材の流動化」「新卒一括採用廃止」「副業禁止の禁止」〜

こんにちは。 最近、いろいろな人たちと議論していて、本稿のテーマである「ホワイトカラーの仕事の効率化」の実現にむけ解決すべき具体的なテーマが、幾つか具体的になってきたな、と思い始めました。 とはいえ、一人で考えていても発展は無いので、ぜひ本…

『プロダクトアウト』 〜最近はポジティブ文脈〜

こんにちは。 最近、立て続けに「プロダクトアウト」という使い古された言葉について議論する機会がありました。 『ソリューション型』はもう旧い? 20世紀末から今世紀の最初の頃まで「プロダクトアウト」というと、ネガティブコノテーションで語られた時期…

経験が通じない事もある、という事を知るのも経験 〜過去の経験と新規チャレンジ〜

こんにちは。 実は最近、仕事の関係でいくつか全く新しい経験をしました。 それをきっかけに関連して考えた事をコメントしてみようと思います。 チャレンジする事のリスク 「常にチャレンジし続けること」というのはキャリア上肯定される事が多い事です。 一…

「素案」の価値 〜StrawmanとStraw man〜

こんにちは。 気の持ちようで苦行も楽しくなる!? 最近思う事があります。物事を前に進めるための素案の意義や価値です。 大きな組織にいると、ついつい感覚がいわゆる「官僚的」になるのか、何か新しい事をやることが自分の仕事に思えなかったりします。 決…

難しいを簡単に 〜理論と現場をつなぐビジネスエンターテイメント〜

こんにちは。 今週も、先週に引き続き読んだ本について書きたいと思います。 ビジネスエンターテイメント 今回読んだのは、IBMの先輩でもあり、著者としても先輩であり、僕のキャリア相談にも乗って頂いたりしている永井孝尚さんの最新著作『そうだ、星を売…

副業奨励その② 〜追い風が吹いてきた!?副業禁止の「禁止」論〜

こんにちは。 副業禁止を禁止する 2ヶ月ほど前、ロート製薬の副業奨励に関するニュースに絡めて僕の副業(パラレルキャリア)に関する考え方を書いた事がありました。 eitarokono.hatenablog.com そしてつい先週、サイボウズの青野社長が、「副業禁止」の禁…

CES, Pepper, Watson 〜ひさびさのIBM。変わったこと、変わらないこと〜

こんにちは。 前回のブログにも書きましたが、今年からIBMにもどりました。 あっという間に最初の1週間が過ぎましたが、幾つか気がついた事がありましたのでメモをしておきます。 変わったこと 27ヶ月間のブランクがあったので、変わった事も多くありました…

人工知能! 〜もう無縁ではいられない(?)このツール〜

こんにちは 想像もできない未来 子供のころ、よく祖父に呼ばれて、 「おい、お前さんらの時代はとんでもない時代になるぞ」 と美しい岐阜弁でいわれたものでした。 (発音的には:お前さんら➡おまさんら、とんでもない➡とんでもねぇぁー、じだい➡じでぇぁー…

出る杭は打たれる...でも!? 〜はっとさせられた名言〜

こんにちは。 出過ぎた杭には届かない!? 何年か前にあるお客さんと話していてその人が雑談の中で話された言葉を、何かのきっかけでふと思い出しました。 「出る杭は打たれるんですよ。でも、出過ぎた杭には誰からも届かない」 なるほどー 日本の組織(だけ…

「は?」を越えて 〜死してなお貢献するガウディ〜

こんにちは 夏の休暇を利用して家族でバルセロナを訪問しました。(ほぼ週刊で毎週末発信している本稿が遅れたのは通信環境の問題です) もともと目的は、家族で共通の時間を過ごすことが一番で、その次にみなの知見を広げること、そして個人的にはいろいろ…

「重度自閉症」の著者による「飛び跳ねる思考」をよみました 〜世の中の認識の仕方はそれぞれです〜

こんにちは 今回も読後感になるのですが、最近の僕自身の興味の対象である「人の、認識のしかた」について関連する本を読んだので考えたことを整理してみたいと思います。 読んだ本はこれ。 飛び跳ねる思考 高校時代の同級生がSNSにアップしていたので、興味…